ひきこもり基本法、引きこもり対策基本法

原口一博総務相が「ひきこもり基本法」の制定を提言したというニュースが、ネット上でも話題になっています。

実は昨年、ひきこもりの親の会(全国引きこもりKHJ親の会)の大会で、「引きこもり対策基本法」が必要という話題が出ていました(全引連ニュース『旅立ち』51〜52号)。原口総務相も、2009年6月にブログ?の中で「引きこもり対策基本法の制定を」と題するエントリーを公開しています。

↓ 「Yahoo!みんなの政治」原口氏のページへのリンクです。

引きこもり対策基本法の制定を
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よく分からないのですが、おそらく今回原口総務相が「ひきこもり基本法」の制定を提言したのは、こうした流れと関係があるのかもしれないと思います。

ひきこもり対策と関連が深い法としては、平成21年7月1日に成立した「子ども・若者育成支援推進法」があります。そこで、この法律を受けた「引きこもり対策基本法」が必要という主張が、全国引きこもりKHJ親の会の大会でなされていたようです(全引連ニュース『旅立ち』51〜52号)。今回原口総務相が提言した「ひきこもり基本法」も、「子ども・若者育成支援推進法」を受けたものなのでしょうか。ですが、詳しい情報がまだ入ってこないので、私にはまだよく分かりません。

なお、私の親はKHJ親の会のメンバーではなく、私自身も親の会の大会には出ておらず、詳しいことは知りません。上の話は、親の会のニュースなどで知った事実をもとにまとめたものにすぎないので、ご注意を。

[関連ページ]

◇ 全国引きこもりKHJ親の会新しいウィンドウで開く

◇ 青少年育成ホームページ新しいウィンドウで開く

↑ 「青少年……」は、内閣府ホームページヘのリンクです。平成21年7月1日に成立した「子ども・若者育成支援推進法」について分かりやすくまとめられています。

ニート人口64万人は「年平均」

ニートは2008年で64万人いるとか、2007年は62万人だったとか、そういう話をときどき耳にします。おそらくその数字の出典は、多くの場合、厚生労働省の推計だろうと思います。

厚労省は、非労働力人口のうち、家事も通学もしていない15〜34歳の者を「若年無業者」(≒ニート)と定義し、その数を総務省統計局「労働力調査」をもとに集計し、「労働経済の分析」などの中で発表しています。この「若年無業者」の数字が、ニート人口64万などとしてよく引き合いに出されるわけです。

ただ、白書等をよく読めば分かるのですが、この64万人や62万人といった数字は、実はその年の平均値です。この点は、見落とされがちではないかと思います。

以前にもこのブログで書いたことがあるのですが、若年無業者の人口は月によってかなり変動があります(「ニートは3月に急増?」参照)。ちょうど先日、総務省統計局「労働力調査」12月分の発表があったので、それをもとに、2008〜2009年の若年無業者人口の月別推移を見てみました。

2009年12月 67
2009年11月 60
2009年10月 53
2009年9月  49
2009年8月  64
2009年7月  64
2009年6月  60
2009年5月  58
2009年4月  57
2009年3月  88
2009年2月  64
2009年1月  63

2008年12月 61
2008年11月 58
2008年10月 65
2008年9月  57
2008年8月  63
2008年7月  67
2008年6月  50
2008年5月  57
2008年4月  61
2008年3月  98
2008年2月  62
2008年1月  59

単位:万人。「15〜24歳」と「25〜34歳」を合算して求めましたが、端数処理の関係で、数字が1〜2万人程度ずれている可能性があります。

ニートは2008年で64万人と言われていますが、3月だけを見てみると、100万人近くにも達していることが分かります。「いまニートは60数万人いる」という言い方には、少し注意した方がよいかもしれません。

もっとも、そもそもニート人口を「非労働力人口のうち、家事も通学もしていない15〜34歳の者」という定義から近似的に求めようということ事体、問題があるのではないかと思います。これだと、身体障害や精神障害などがあって働けない人とか、刑務所で服役中の人とか、実に様々な人がニートに含まれます。私などは、そもそもニートとはどういう人のことを言うのか、分からなくなってきます。

外に出て活動始めたら、体重が減った

私は従来、1箇所のひきこもり、ニート等支援施設に通っていたのですが、ある時期より、複数の施設に通い出すことにしました。このため、従来ならあまり外出しなかったところが、急に週何度も外出し、施設で様々な活動をすることになりました。

ある日、何ヶ月ぶりかに体重計に乗ってみたところ、驚きました。体重が10%ほど減っていたのです。もともとやせ型の私がますますガリガリになり、標準体重より20%以上軽い状態にまでなっていたのでした。

[標準体重の一つの基準]

標準体重=身長²(単位:メートル)×22

例。身長170センチの人の場合、標準体重=1.7²×22=63.58

このことが少し気になったので、とある支援施設職員にお話ししました。その職員がおっしゃるに、長い間ひきこもるなどした人が急に外に出て活動を始めると(例。支援施設に通い出す、働き出す)、こうしたことが起ることがあるということでした。

ただ、私の場合、体重が10%も減っており、これは少し極端かもしれないと職員は気にされていました。そして、疲れがたまっているのではないかとおっしゃるのです。特に私はそうした感じはないとお答えすると、その職員は、もしかすると富重は、疲れがたまってもあまり感じない体質かもしれないとおっしゃいます。もし疲労が蓄積していても、それを自覚しにくいということであれば、ある意味では危険なことです。将来脱ひきこもり、ニートに成功して働きに出ることができたときのためにも、そうした自分の体質について理解しておいた方がよいという助言もいただきました。

ただ、私には私なりの見方もありました。むしろ今までが太りすぎだったのではないかということです。それまでの私は、家で、PCの前などで座ってばかりの生活を送っていました。外に出て活動を始めることにより、適正体重に近づいたのではないかと言うことです。このような私の考えをお話したところ、職員と、いったいどっちなんだろうね、と考え込んでしまいました。

いずれにせよ、職員には、標準体重の80%は切らないように注意するよう言われました。この職員からは、以前より、あまり無理をしすぎないように指導されています。脱ひきこもり、ニートには、健康管理も重要ということなのでしょうか。

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