失業期間の長さと(再)就職率
失業期間が長引くほど再就職率が低下(増加)していると、「負(正)の期間依存」があると呼ばれるそうです。
直感的には、失業期間が長ければ長いほど、再就職は難しくなると私などには思えます。実際、そうした分析結果もあるようです。どうして失業期間の長さが再就職率の低さにつながるかというと、これも様々な説明が労働経済学者等によりなされています。例えば、長期失業者は、失業期間中に生産性が低下したからというのが一つの説明です。他に、長い期間失業していたということは、その人が生産性が低いことのシグナルになり、企業はそうした人の採用をより控えるようになるからという説明もあります(スティグマ効果)。このスティグマ効果は、企業がその就職志望者のことをよく知らないことが前提です(情報の非対称性)。
ただし、小原(2004)によると、本当に失業期間と再就職率の間にこのような関係があるかどうか等々については、見解の一致を見ていないそうです。
特に、弓場(2004)によると、スウェーデンでは、失業期間が長引くほど、再就職率が増加するという分析結果ばかりなのだそうです。弓場氏は、「スウェーデンの場合には、職業訓練といった伝統的かつ大規模な労働市場政策が実施されており、さらに、これらの雇用対策プログラムは失業期間が長いなど厳しい状況に置かれている人にほど手厚いために、そのような分析結果になるのではないかと推測される」としています。
ところで、ニート、特にひきこもりの人が、就労する場合はどうなのでしょうか。
ひきこもり、ニート支援施設からの郵送物
「リニューアルオープン! アダルトビデオ専門店 ○×ハウス」
これが家族に見つかり、とても恥ずかしい思いをしたそうです。葉書のDMだったそうですから、家族に見られてしまうはずです。また、このDMが自宅に来る途中で、いったいどんな人に見られたか、分かりやしません。
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上の例は少し悪かったかもしれませんが、差出人があまり知られたくはない郵送物というものが、あるものだろうと思います。
ひきこもり、ニート等を対象とした若者自立支援施設からの郵送物にしても、そうでしょう。
例えば、極端な話「ニート支援施設 ○×」というロゴの入った郵送物が自分宛に(例。○×市○×町1−2−3 富重洋様)に届くと、どうでしょうか。先の例のように、家族に見られて困るということは、その家庭の状況にもよりますが、あまりないかもしれません。ですが、家に届くまでの間に誰に見られるか分かりません。この郵送物を見た人は、「あ!この富重さんちには、ニートがいるんだな!富重洋さんという人がニートなのかな」と感づいてしまいます。少し考えすぎかもしれませんが。
実際のところ、私が知るいくつかの若者自立支援施設は、このあたりのところに配慮しています。例えば、差出人に支援施設の名前は載せないようにしているところがあります。他にも、施設から配布物がある場合、自宅に郵送するか、本人が直接受け取るか、選べるようにしているところもあります。
「若者自立支援のための実態把握調査」(中間報告)
「若者自立支援のための実態把握調査」中間報告書について
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ひきこもり、ニートを意識したアンケートでありながら、調査対象者は必ずしもひきこもり、ニートの若者やその保護者等ではなく、就職活動を行っている者等も含まれているので、そのあたりに注意して読みたいです。
最近ではひきこもりの高齢化問題が指摘されたり、ニート等若者の自立支援を行う地域若者サポートステーションの対象年齢がおおむね39歳にまで引き上げられたりしています。今回のアンケートの調査対象者の年齢の上限は39歳ですが、これも、その流れなのでしょうか。
なお、このアンケート調査、12月10日まで行われているそうで、現在も受け付けています。
「若者自立支援のためのアンケート調査」の実施について
↑ 鹿児島県ホームページへのリンクです。新しいウィンドウが開きます。
インターネットからでも回答できるようです。私も回答しようかと思ったのですが、鹿児島県民でない私がこのようなアンケートに答えてよいものかどうか分からず、控えています。「鹿児島県民以外は駄目」とか、そういったことは書かれていないのですが、中間報告では、回答者数のほとんどは鹿児島県内在住者です。





