ある元心理カウンセラーの転職先
初対面でこのような所に勤めるのは初めてとおっしゃっていたそのカウンセラーは、当初どこかぎこちないところがありました。そのため、デイケア在籍期間が長い私がときどきフォローしていました。
そうこうしているうちに、私はそのカウンセラーとずいぶんと仲がよくなりました。相手が女性だったもので、別の男性カウンセラーからは、「富重さんは、○○さん(そのカウンセラーのこと)が好きなのではないか」などと冷やかされたぐらいです(ちなみに、そのような恋愛感情は全くありませんでした)。
しかし、そのカウンセラーは1年もしないうちに突然退職されてしまいました。転職先は、カウンセリングとは全く関係ない、サービス関係でした。突然の退職、転職の理由は分かりません。
最後のデイケアで、そのカウンセラーは、「(新しい転職先に)遊びに来てください」と宣伝されていたので(サービス関係でしたから)、早速遊びに行ったところ、ずいぶんと喜ばれてしまいました。私は「また来ます」と言い残して去ったのですが、実はその後お邪魔していません。私のような無職の人間が、カウンセリングの現場を離れた方にいつまでも付きまとうと迷惑だろうと考えたからでした。
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その元カウンセラーの転職先が、このたび経営上の理由で閉鎖されました。閉鎖のニュースを知ったのは、昨年末のことでした。
最後にもう一度、遊びに行ってみようかとずいぶん迷ったのですが、結局やめました。年末年始のこの忙しい時期にどうかとか、遠くにあるので交通費がばかにならないとか、様々な理由からでした。
閉鎖された元カウンセラーの仕事先はすでにある企業に売却されたのですが、今のところ新会社での再営業は始まっていません。再営業が始まれば、またお会いできるのでしょうか。
一生に一度遭うか遭わないかの災難に
今回の災難は運が悪かったとしか言いようがありません。私個人の力ではどうしようもない力によって起きたものです。例えば、隕石が家に落ちてきたとか、地震がないと言われる地域に住んでいながら大地震に遭ったとか、そういうようなものです。
それにしても、私には不運なことが多いような気がします。500人に1人程度しか発症しないという場面緘黙症にかかったり、父が早世したり、その他ここではとてもお話できないような、私個人の力ではどうしようもない不運な出来事に何度も遭って来ました。
18歳の時には、ある人に「富重ちゃんは、これまでひどいことがたくさんあったから、これからの人生はきっといいことばかりになるよ」などという言葉をかけられてしまいました。第三者から見ても、私の人生は不運続きのようです。ただ、私は一度、不運にも偶然死にそうになりながらそれを免れたことがあり、不運の中の幸運も経験しています。
私だけでなく、我が家には、自分たちには不運なことが多いという共通認識があります。ある家族の一人は、「何か悪いものにとりつかれているのではないか」と考え、占い師に見てもらったことがあるそうです。これだけ不運なことが続くと、人間の意志を超越した何らかの力が働いているのではないかと考えたくなるのも、分からないまでもありません。
以前は、こうした目に遭うたびに「自分はなんて不幸なんだ」と嘆いたり、精神的に落ち着かなくなったりしたものです。ですが、これだけ不運なことが多いと、もう慣れてきました。「なんだまたか」といったところです。
世の中には自分の力でコントロールできる問題と、そうでない問題があります。コントロールできない問題は、どうしようもありません。コントロールできる範囲の問題をなんとかしたいものです。
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親の態度が変わってきた
「働いたらどうだ」
「○○のアルバイトにでも言ってみたらどうだ」
「私はいつまでも働けないんだ」
働くことへのプレッシャーを私にかける機会が多くなってきました。
ニートやひきこもりの人に対して、こうしたプレッシャーをかけるのは逆効果とも言われます。私の親も、そのことを知ってか知らずか、これまで私にプレッシャーをかけることはあまりありませんでした。それが、どうしたことでしょう。
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もしかしたら、方針の転換かもしれません。プレッシャーをかけるとかえって良くないので黙ってきたけれども、一向によくならない。だから、やり方を変えよう、と。
それとも、焦りを感じてきたのかもしれません。自分が働けなくなる日が刻一刻と迫ってきていることを、年齢的にも体力的にも実感してきたのかもしれません。
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いずれにしても、納得がいかないことがあります。私がニートひきこもりになって間もない頃、私の親はずいぶんと楽観的でした。
「富重も、追い詰められると、そのうち働き出すようになるさ」
今でもそう考えているのであれば、いまさらプレッシャーをかけたり、焦ったりする必要はないはずです。放って置けば、そのうち追い詰められて働き出すようになるのですから。何か、考えの変化、心境の変化でもあったのでしょうか。
何はともあれ、プレッシャーをかけられると精神的に苦しいです。その他、種々の事情により、私の生活基盤はだんだん悪化してきています。このブログ、いつまで続けられるのか、私にも分かりません。
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俺たちは大変な苦労している、それなのにお前たちは…
それで思い出したのですが、首都圏には雪が降ることもあまりありません。
私は雪国に住んでいるのですが、積雪5〜10センチほどで首都圏の交通機関が麻痺しようものなら、雪国の人の中には、
「なんだ、あの程度で。俺たちはいつも、もっと多い雪の中で暮らしているんだぞ」
とか、
「ざまあみろ、俺たちの辛さ、思い知ったか」
というような言い方をする人がいます。
もっとも、首都圏の人には、雪国にはない通勤ラッシュなど、別の苦しさを味わっているのだろうと私は思います(雪の多い地域はだいたい人口が少なくて、通勤ラッシュもありません)。
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自分が苦しい思いをしているのに、そういう思いをしていない(ように見える)人がいたら、我慢できない心理が人間のどこかにあるのでしょう。「あいつも、俺のように苦しい目に遭えばいいんだ」と、僻みの対象にするのです。
それにしても、降雪量が非常に多い地域というのは、本当に大変だそうです。雪がらみで死者が出ることもあります。私が子どもの頃は、雪が降る地域が羨ましかったのですが、いざ雪国に住んでみると、考えが変わりました。
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追悼〜祖父が亡くなった
祖父は何年か前に自宅で仕事中に倒れ、寝たきり生活を送っていました。寝たきり中は、私も時々お手伝いに伺ったものです。しかし、数ヶ月前に病状が悪化し、入院生活を続けていました。
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祖父は大変な努力家で、若い頃は、当時難関だった旧制神戸高等商船学校に入学しています。
しかし、私が知る祖父は、海洋関係とはまったく無縁の、小さな個人商店を営む老人でした。
なんでも、人付き合いが苦手だったことが災いし、海洋関係の職には就けなかったのだそうです。




