「働きたくなったら働き出せばいい」とカウンセラーに言われた

「富条さんが、働きたいと思うようになった時に、働き出せばいいですよ」

ある若者支援施設に通っていたとき、キャリアカウンセラーによくこう言われたものです。その言葉の意味するところがもうひとつよく分からなかったのですが、印象に残った言葉でした。実は今でも意味がよく分からないのですが、時々思い出すことがあります。

* * * * * * * * * *

当時、私はカウンセラーに、「自分には働く意欲があるのかどうか分からない。働きたいという思いがある一方で、社会に踏み出すことへの非常に強い不安もあり、葛藤がある。なんとか働かなければと自分に言い聞かせている」というような話を何度かしていたと思います。そうした中、言われた言葉です。

私は、労働は義務であり働きたいときに働くようなものではないのではないかとか、そんな考えは世間で通用しないのではないかといった感想を持ち、カウンセラーの真意を測りかねていました。

意味がよく分からないながらも、私はとりあえずこう受け取りました。

「カウンセラーは、私が深刻になって自分を追い詰めすぎないようにするため、このように言ったのではないか。実際、『(働かなければならないという)義務感に押しつぶされないようにしましょうね』と言われたことがある。ひきこもり生活をしていると、ただでさえ周囲からの労働へのプレッシャーも感じるし。私のような性格の者にとっては、カウンセラーのようなことを言う人も必要だろう。だが、実際のところそんな悠長なことは言ってられないし、自分を甘やかすのもよくないので、あまり真に受けない方がよさそうだ」

とりあえずこう受け止めたものの、こうした解釈が本当に正しいか確証がなく、結局のところ今日に至るまでよく分かりません。分からないながらも、その後もカウンセラーのもとを去った後も、ふとこの言葉が脳裏に蘇ることがあります。

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