レンタルお姉さんを扱った米国のフィクション

Hikikomori and the Rental Sister今年2013年の1月に、米国で Hikikomori and the Rental Sister というフィクション小説が発売され、New York TimesWall Street JournalUSA Today といった有名紙で書評が載りました(いずれも電子版で確認)。

ひきこもりやレンタルお姉さんが主題の本なので、日本人が書いた小説かと思いきや、著者はニューヨーク在住の Jeff Backhaus 氏という方で、日本に住んだ経験はありません(ただし、韓国には住んで働いた経験があります。韓国にもひきこもりはあります)。この方の処女小説が今作だそうです。

実は私、この本を読んではいないので、あまり大きなことは書けません。内容もよく分からないのですが、NYT や WSJ、USA Today の書評を読む限り、どうやらこの本の主人公であるひきこもりの男性は Thomas Tessler というニューヨーカーで、彼を支援するレンタルお姉さんは Megumi という元日本在住の若い日本人女性(韓国系日本人とも)なのだそうです。そして、Thomas がひきこもったきっかけは、我が子が交通事故で亡くなり、自分を責めるようになったことなのだそうです(彼には妻もいます)。

どうやら日本でよく言われているひきこもりとは、少し違う話のようです。それとも、韓国ではこういうひきこもりの人も少なくないのでしょうか(そうした話は少なくとも私は知らないのですが)。

日本人ではなく、日本に在住した経験もない人が、ひきこもりやレンタルお姉さんを題材にした小説を英語で書いて、米国で出版したというのです。しかも、その内容も、日本でよく言われているひきこもりとは違うものです。なんとも興味深いですが、こうしたひきこもりの扱いに不安もないではありません。それにしても、Hikikomori も国際的になったものです。

ひきこもりを主題にした海外の小説にはドイツ語のものが出版されたことがあるのですが、今回の小説は有名紙で次々に書評が掲載されたことから、ブログで取り上げてみました。

[文献]

◇ Maslin, J. (2013, January 29). Hiring Help to Lure a Husband Out of a Bedroom. New York Times. http://www.nytimes.com/2013/01/30/books/hikikomori-and-the-rental-sister-by-jeff-backhaus.html

◇ Sacks, S. (2013, January 11). Spray-Paint Heroes. Wall Street Journal. http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324581504578231621035043656.html

◇ Deutsch, L. (2013, January 18). ‘Hikikomori’delves into love, loss and loneliness. USA Today. http://books.usatoday.com/book/%E2%80%98hikikomori-delves-into-love-loss-and-loneliness/r849974

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