いったん施設を卒業した後、また施設には戻らない

「また困ったことがあったら、いつでも連絡してね」

私があるひきこもり等の支援施設を卒業したとき、職員がかけてくださった言葉です。よくある別れの言葉なのかもしれませんが、「そのときはまたよろしくお願いします」とお返事し、胸にとどめておきました。

施設を卒業したといっても、その後の私は、脱ひきこもりのルートを順調に歩んだわけでは必ずしもありませんでした。上の言葉を便りに、再び施設のお世話になることがあってもよかったような気もしますが、卒業したきり、連絡をとっていない状況が続いています。

私はほかにも、これまでいくつかの施設に通ってきたのですが、どこも卒業後は、このように距離を置き続けています。

■ いったん施設を卒業した後、また戻った人を見たことがない

思い起こしてみると、施設を卒業した「先輩」方も、再び施設に戻ってきたのを見たことがありません。その理由は私が知るところではありません。みな脱ひきこもりへの道を順調に歩んで、施設に顔を出す必要がなくなったからならよいのですが、そうかどうかは定かではありません。ある職員は、「卒業後、みなどうしているかはほとんど把握していない」とおっしゃっていました。

■ 私が距離を置き続ける理由

私の場合、必ずしも順調に脱ひきこもりへの道を歩んでいるわけではありません。にもかかわらず距離を置き続けるにはいくつかの理由があります。最も大きな理由は、脱ひきこもりを理由に施設を卒業したのにまた戻ってしまっては、お世話になった職員に顔向けしにくいからです。ほかにも、脱ひきこもりに一歩を踏み出した以上は安易に戻りたくないからとか、私が卒業した後に当時の職員が辞められたないし異動されたからとか、施設には私よりもますます若い人が来るようになっているだろうかとか、そうした理由があります

一つの理想は、就職して、しかも仕事がある程度継続できたときに、当時お世話になった職員がいる施設に近況報告というかたちで連絡することだろうと思います。実際、施設を卒業した「先輩」の中にはそうしためでたい報告をした人もいるそうです。

スポンサーリンク

トラックバック

URL :

最近の記事
カテゴリー
カレンダー(月別)
07 ≪│2017/08│≫ 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
RSSフィード
本など
「ニート」って言うな! (光文社新書)

若年者就業の経済学
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
心と身体
127位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
9位
アクセスランキングを見る>>
リンク
このサイトについて

このサイトはリンクフリーです。張るのも剥がすのもご自由になさってください。相互リンクは現在募集しておりません。

携帯用アドレスを取得されたい方は、「こちら」をクリックしてください。

このブログのリンク先のご利用につきましては、ご自身の責任のもとでお願いします。なお、本等のリンクについては、Amazon.co.jpのアフィリエイトプログラムを導入しています。

なお、「富条」はハンドルネームです。本名は全く違う名前です。

メールは nhjournal77@yahoo.co.jp まで。