サポステの進路決定者数について

ニート等の若者の職業的自立を支援する「地域若者サポートステーション」(サポステ)という施設が全国にあります。この利用者のうち、約1万5千人の進路が平成24年度中に決定したことが、先日厚生労働省のウェブサイトで公表されました。このニュースは『日本経済新聞』でも報じられました(電子版、紙面版で確認)。

↓ 厚生労働省HPへのリンクです。
「平成24年度地域若者サポートステーション事業」実績報告
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ですが、ひねくれ者の私は、この数字だけを見て満足することはできません。少し考え、調べてみました。

■ 進路決定者数の計上方法

サポステ利用者の毎年の進路決定者数は以前より公表されていましたが、これはどういう計上方法によるのでしょうか。以前調べたところ、こういうことらしいです。

「前年度までは地域若者サポートステーションに若い人がきて、そこから6カ月経過後時点で就職なり何なりしているかで数を計上していましたが、今年度から各月で実際に進路決定に繋がったという実績をもって把握することといたしましたので、数値としては前年度との比較はできません」

※ 平成24年2月3日第4回労働政策審議会点検評価部会における酒光労働政策担当参事官の発言。厚労省HPへのリンクです。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000024k7c.html
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冒頭の「『平成24年度地域若者サポートステーション事業』実績報告」ページ内「地域若者サポートステーション事業の実績」では、そのあたりの断りがなく進路決定者数の推移が示されていますが、平成23年度以降とそれより前とではこういう違いがあり、比較は本来できないらしいです。細かいことかもしれませんが。

■ 就職者のうち、正社員の割合は?

それから、上の実績報告で取り上げられている「就職者」にはおそらく正社員と非正社員の両方が含まれているだろうと思うのですが、その内訳は公表されていません。

実は、4~8月分であれば、以前掲載された厚生労働省HPの資料に示されています。一つの参考になりそうです。

↓ 厚生労働省HPへのリンクです。PDFファイル(868KB)。なお、PDFを閲覧するにはAcrobat Readerが必要です。Acrobat Readerはこちら新しいウィンドウで開く)からダウンロードできます。
地域若者サポートステーション事業の実績
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上記資料4ページによると、平成24年度の4~8月の就職者数は正社員が1,330人、正社員以外は3,542人です。非正規の方が多いのは、もっともらしいです。正社員がこれだけの数だったのは少ないとみなすべきか、多いとみなすべきか。もっとも、9~3月分については分からないわけですけれども。

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