精神疾患の社会的コスト

メンタルヘルスと仕事:誤解と真実―労働市場は心の病気にどう向き合うべきか精神疾患を持った人は、そうでない人に比べて失業のリスクが高いです。もちろん、精神疾患を持ちながら就業している人も多いですが、精神疾患により生産性に影響が出ることもあります。精神疾患のある失業者や労働者は大規模に上ることから、精神疾患が社会的コストを発生させている現状が世界各国であります。

こうした問題については以前より研究が行われており、特に英国において盛んだったのですが、ここのところ OECD が特別な関心を寄せています。The OECD Mental Health and Work Project というプロジェクトを組み、OECD 加盟国の状況を調査し、順次報告書を出しているところです。

↓ OECD ウェブサイトへのリンクです。
The OECD Mental Health and Work Project
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↓ OECD プロジェクト最初の報告書 Sick on the Job? の邦訳書です。要約や目次などを読むことができます。明石書店ウェブサイトへのリンクです。
『メンタルヘルスと仕事:誤解と真実』
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日本でこの種の研究がどこまで行われているかは、私が不勉強ゆえかあまり知らないのですが、2010年に、平成22年度厚生労働省障害者福祉総合推進事業として「精神疾患の社会的コストの推計」が行われました。

↓ 厚労省HPへのリンクです。PDFファイル(810 KB)。なお、PDFを閲覧するには Adobe Reader が必要です。Acrobat Readerはこちら新しいウィンドウで開く)からダウンロードできます。
「精神疾患の社会的コストの推計」事業実績報告書
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ひきこもりの人は、大半が何らかの精神疾患の診断基準に当てはまるという研究があります。ひきこもりの社会参加を政策的に支援する必要性の根拠の一つに、ひきこもりの増加は社会的コストの増大につながることがよく挙げられます。上の諸研究は、ひきこもりの問題を考える上でも、気になるところです。

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