やることないなら、真面目そうなことをしたくなる

「全体封建時代の武士といふものは、田を耕すことも要らねば、物を売買することも要らず、そんな事は百姓や町人にさせておいて、自分らはお上から禄を貰つて、朝から晩まで遊んで居ても、決して喰ふことに困るなどといふ心配はないのだ。それゆゑに厭でも応でも是非に書物でも読んで、忠義とか廉恥とか騒がなければしかたがなかつたのだ」

勝海舟/江藤淳・松浦玲編『氷川清話』講談社学術文庫、339-340ページ)

勝海舟の武士道論です。噛み砕いて言うと、武士は農作業も商いもする必要がなく、お上から禄を貰って生きていけるので、書物を読んだり、忠義とか廉恥とか騒いだりでもしなければ仕方が無かったといったところでしょうか(それで武士道が発展)。何とも言えません。

* * * * * * * * * *

私のような軽度だった引きこもりは、何もしないと手持ち無沙汰になってしまいます(※重度の人は、自室にこもって何もしないと聞きます)。かといって、働きに出ることはできません。

そうなると、何か真面目そうなことをしたくなります。例えば、英語の勉強をしようなどと考えたくなります。ほかにも、世間ではあまり認知されていない場面緘黙症についてインターネットを通じて情報発信をし、緘黙の当事者や保護者にとって何か役立つことをしようとか、そうしたことを考えたくなります(場面緘黙症Journal 参照)。

朝から晩まで好きな演歌の動画を見まくるとか、そうした時間の使い方をしてもいいのですが、やはり娯楽はごく限定的にしたいと考えてしまいます。「自分は引きこもっているが、何も遊びほうけているわけではないぞ!」といったところです。ですが、どちらもあまり変わらないような気がします。私がやったことが、武士道のごとく「道」とまで言えるほど極めることができたのならともかく、そういうわけでもなかったので。

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