キャリア教育で生まれる引きこもり

グループ活動についていけなかった学校時代


私が学校行事で最も苦手だったものは、グループ活動でした。なにしろ学校に行くと固まってしまい、行動に困難を伴ったばかりか、「あ」の一言を発するのさえ難儀した児童生徒でした。集団での活動などできるはずもありません。

グループ活動の目的の一つは児童生徒のコミュニケーション能力を高めることにあったのでしょうが、そのグループ活動についてゆくためには一定水準のコミュニケーション能力を要しました。大半の児童生徒はその水準をクリアしていたようですが、私はそれに遠く及ばず、落伍してしまったのでした。私の例を安易に一般化したくはないのですが、こうした児童生徒は、引きこもり化するリスクが高いのではないかと思います。

キャリア教育で、グループ活動などについてゆけず、引きこもりになる若者


「私がいろいろなキャリア教育を見ていると、安易にアサーショントレーニングを課したり、グループ体験を課したり、そういう中でレベルアップさせようということのほうに、余りにも偏り過ぎている。それについていけない若者たちがどんどんドロップアウトして、最終的にひきこもり化していくという現実が生まれているのです」2013年12月6日(金)に行われた、子ども・若者育成支援推進点検・評価会議(第4回)での高塚雄介明星大学教授の発言です。

キャリア教育が行われている背景の一つには、社会に参加できない若者が多数存在している現状が挙げられると思うのですが、そのキャリア教育がこのような現実を生んでいるとしたら残念なことです。こういうコミュニケーション上の問題でドロップアウトする児童生徒こそ、キャリア教育では最も配慮が必要ではないかと思うのですが。今月まとめられた、子ども・若者育成支援推進点検・評価会議の「子ども・若者育成支援推進大綱(「子ども・若者ビジョン」)の総点検報告書(案)」ではこのあたりの課題も盛り込まれていますが、今後キャリア教育がどのように進展するのか、見守りたいです。

[関連ページ]

↓ 内閣府ホームページへのリンクです。
◇ 子ども・若者育成支援推進点検・評価会議(第4回)議事要旨 (新しいウィンドウで開く

スポンサーリンク

トラックバック

URL :

最近の記事
カテゴリー
カレンダー(月別)
09 ≪│2017/10│≫ 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
RSSフィード
本など
「ニート」って言うな! (光文社新書)

若年者就業の経済学
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
心と身体
108位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
8位
アクセスランキングを見る>>
リンク
このサイトについて

このサイトはリンクフリーです。張るのも剥がすのもご自由になさってください。相互リンクは現在募集しておりません。

携帯用アドレスを取得されたい方は、「こちら」をクリックしてください。

このブログのリンク先のご利用につきましては、ご自身の責任のもとでお願いします。なお、本等のリンクについては、Amazon.co.jpのアフィリエイトプログラムを導入しています。

なお、「富条」はハンドルネームです。本名は全く違う名前です。

メールは nhjournal77@yahoo.co.jp まで。