私の半生・転校⇒学校で口が利けなくなる

アイキャッチ画像
私の半生シリーズ、今回は第6回です。前回の話「私の半生・小学1~3年」はこちら

突然の転校


「引越しするよ!転校するよ!」

小学4年に進級して間もなく、私は母親から引越しと転校の予定を言い渡されました。就寝前、寝巻きに着替え、布団に入りかけていた時のことだったと記憶しています。母の話によると、こういう次第でした。

○ 入院中の父親が、故郷にある大学病院に転院する
○ 併せて、私たち家族も父の故郷(母の故郷でもある)に引っ越す
○ 引越し先は父の生家で、父の病気がよくなるまでそこでお世話になる

「嫌だ!」と私は正直に言いました。この引越しは、今まで住んでいた関西ではない遠く離れた他県への移住で、生まれた頃からの住み慣れた土地を私は離れたくなかったのでした。しかし、母に一喝されて静かになってしまいました。家庭の都合による引っ越しですから、子供としては黙って受け入れるほかありません。

この引越し・転校はかなり急なことだったので、先生はお別れ会の準備すら全くできず、同級生や幼馴染にちゃんとしたお別れができないまま転校をせざるを得ませんでした。ですが、私は学校では目立たない児童で、友達は少なく、いじめられっ子でした。お別れ会を開いてもらう意義はあまりなかったのかもしれません。

引越しに伴い、今まで通っていた習い事も止めることになりました。苦手なことを克服するべく習い事に通っていたのですが、まだまだ結果が出ないまま、中途で終わってしまいました。以後、習い事には全く通わせてもらえなくなります。しかし、これは家庭の都合によるものでやむを得ません。

また、これ以後、母は私の子育てにあまり注意を向けなくなります。その理由は、母が病院で父の看病をしなければならなくなったからです。その後、今度は別の理由で母はあまり私に注意を払わなくなるのですが、それについては後にお話します。

転校先で、これまでにない学校不適応を起こす


引越し先は、私にとっては「おばあちゃんの家」で、これまでお盆休みに遊びに行ったことがありました。全く馴染みのない土地ではなかったのですが、地元の子供や学校については全く分かりませんでした。

転校先の学校では、またしても不適応を起こしてしまいました。それも、これまでにない程度の不適応です。緊張のあまり教室で固くなってしまったのです。立って歩いているだけでやっとのような状態で、口を利くことすらままならないほどでした。これは転校初日だけでなく、何ヶ月学校に通ってもそうでした。友達なんてできるはずもありません。それどころか、クラス全員からちょっかいをかけられ、これまでにない「いじめ」を受けるようになってしまいました。

この転校は、私の人生に極めて大きな影響を与えました。この転校をきっかけに、学校など家以外の場面では固くなってしまい、まともに口も利けなくなってしまう状態に10余年にわたって悩み続けることになりました。このように引っ込み思案が相当ひどくなってしまったため、対人コミュニケーションをとる経験もなかなか積めないまま成長していきました。なんとか克服しようと頑張ったのですが、引っ込み思案の程度があまりにひどく、なかなか克服できないまま成人になってしまいます。このあたりのところは、私が引きこもりになった大きな要因の一つだろうと思います。

こう振り返ってみると、転校をしたことが悔やまれるようにも思えますが、これはもう仕方がないことでした。学校で話せなくなってしまったのも、身体が言うことをきかなかったわけで、これも私としてはどうしようもありませんでした。重要なのはその後の対応で、それ次第によっては私の未来も変わった可能性がありました。

[続きの記事]

◇ 私の半生 | 父の死、学校不適応が最悪に (新しいウィンドウで開く

スポンサーリンク

トラックバック

URL :

最近の記事
カテゴリー
カレンダー(月別)
05 ≪│2017/06│≫ 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
RSSフィード
本など
「ニート」って言うな! (光文社新書)

若年者就業の経済学
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
心と身体
108位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
7位
アクセスランキングを見る>>
リンク
このサイトについて

このサイトはリンクフリーです。張るのも剥がすのもご自由になさってください。相互リンクは現在募集しておりません。

携帯用アドレスを取得されたい方は、「こちら」をクリックしてください。

このブログのリンク先のご利用につきましては、ご自身の責任のもとでお願いします。なお、本等のリンクについては、Amazon.co.jpのアフィリエイトプログラムを導入しています。

なお、「富条」はハンドルネームです。本名は全く違う名前です。

メールは nhjournal77@yahoo.co.jp まで。