The Wall Street Journal に、日本の引きこもりの記事

米国の経済紙 The Wall Street Journal に、日本の引きこもりを主題とする英文記事が掲載されました。1月26日(月)の記事で、電子版で確認しています。記事は Facebook、Twitter でかなりシェアされ、また、コメントも多数寄せられています。

↓ 記事へのリンクです。
The Fight to Save Japan’s Young Shut-Ins
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記事を書いた記者は、Shirley S Wang 氏。In the Lab というコーナーでの記事です。Lab は「研究室」を意味する "laboratory" のことでしょう。

内容は日本の引きこもりを海外に紹介するものです。福岡を中心に、引きこもりの当事者や支援者らに取材が行なわれています。"In the Lab" の記事とあってか、九州大学の加藤隆弘准教授への取材が行なわれているほか、新聞記事としてはやや専門的な内容が含まれているようにも思われます。

日本の新聞の引きこもりに関する平均的な記事に比べるとやや分量が多く、内容も比較的踏み込んでいると思います。海外の新聞記事らしく、引きこもりの国際的な共同研究についても触れられています。

興味深いと思ったのは、"A minority appear addicted to the Internet, says Dr. Kato, a 40-year-old psychiatrist."「(自分自身を引きこもりと考える人々の)少数がインターネットに依存していると思われると、精神科医の加藤氏(40)は話している」という箇所です。海外での日本の引きこもり報道には、引きこもりにはネット依存が多いというものが目立つのですが、この記事では、引きこもりのネット依存は少数と書かれてあります。私としては、海外によく見られる日本の引きこもり報道は、ネット依存との関連をいささか強調しすぎている傾向があるように思います。

それから、この記事のコメント欄を見たところ、「広場恐怖(agoraphobia)」を連想する読者の声が若干あったのが目を引きました。米国で日本の引きこもりが紹介されると、広場恐怖ではないかという日本にはない反応が返ってくることがあります。

なお、The Wall Street Journal のウェブサイトには日本語版もあるのですが、今のところ、この英文記事の日本語版は確認していません。今後、日本語版が掲載される可能性については分かりません。掲載されたとしても、会員限定記事として扱われる可能性もあります。

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