一人暮らしする引きこもり

家族と同居--ステレオタイプなイメージの引きこもりは、一人暮らしはしていないというものでしょう。私も、多くの引きこもりの人の世帯状況は実際にそうだろうと考えています。

とはいえ、一人暮らしをする引きこもりの人はいないわけでもないようです。インターネットで「引きこもり 一人暮らし」などと検索すると、いくつも情報がヒットします。

内閣府が2010年に発表した「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)」によると、ひきこもり群(N=59)のうち、「同居家族はいない(単身世帯)」と回答した者は8.5%いました。http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/hikikomori/pdf_index.html

他にも調査があるので見てみると、以下の通りです。

○ 鳥取県(2012年) 7.7%(N=13) http://www.pref.tottori.lg.jp/197417.htm

○ 大阪府(2011年) 8.9%(N=134) http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/16574/00109952/kaiketuprogram.pdf#35

● 知多市(2015年) 0%(N=18) http://www.medias.ne.jp/~shakyo/19-isiki-tyosa/mokuzi2.html

● 川西市(2013年) 0%(N=13) http://www.city.kawanishi.hyogo.jp/kodomo/8974/11569/yesquestion.html

● 豊中市(2011年) 0%(N=37) http://www.city.toyonaka.osaka.jp/kurashi/roudou/wakamonotyousa.files/wakamonohonbun.pdf

あまり注目されることがない一人暮らしの引きこもりですが、その実態はどうなのでしょう。私も知りません。ですが、私の身の回りの範囲で、それらしい例を思い起こしてみました。

私がかなり前に通っていた引きこもりの居場所のような施設では、親元を離れて大学に通っていたけれども、大学に通えなくなり、一時、一人暮らしをしていた自宅で引きこもっていたという話をする人がいました。その後、親元に戻り、現在は地元から居場所に通っているとのこと。これは大学不登校の例で、引きこもりとまで言えるかどうか分かりませんが、こうした例がありました。

また、別の引きこもりの居場所では、ある当事者が一人暮らしを始めたと話していました。なぜ一人暮らしを始めたかなど、詳しい話は聞けなかったのですが、話の背景などから、もしかすると脱引きこもりの一歩として一人暮らしを始めたのではないかと推し量りました。

妥当な方法かどうかは分からないのですが、引きこもりの一つの解決策として、一人暮らしをさせるというものがあります。家庭内暴力を伴う場合にも、場合によっては別居が選択肢に挙がりそうです。ただ、これがうまくいかないと、一人暮らしをしながら引きこもり続けることになりそうです。

実は私自身、親から「一人暮らしをしたいと思わないか」と言われたことがあります。といっても冗談っぽい言い方でしたし、当時の家族環境から考えても、どこまで本気で私を一人暮らしさせようと考えていたかは分かりません。

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