支援者に自分の問題を話すことをためらう

ある引きこもりの人らの支援施設を初めて訪れたときのことです。まずは職員と一対一の面談を受け、私自身のことについてお話しすることになりました。私は面談に先立って想定される質問を考え、質問に対する答えを予め用意してから面接に望みました。

面談当日は、私自身について様々なことを質問され、私はそれに一つ一つお答えしました。お答えする中では、当然、引きこもりに関係した、私自身が抱えてきた様々な問題についての話題も避けて通れませんでした。

私は当初、そうした問題について率直にお話していたのですが、色々とお話しているうちに、次第にこのことについて話すことにためらいを感じるようになり、事実を少し変えて伝えるようになってしまいました。

* * * * * * * * * *

というのも、私自身の問題をお話しているうちに、「自分はこんなにひどい目に遭ってきたんだ」と、まるで自分を悲劇のヒーローであるとアピールしているように思われ、恥ずかしくなってきたからです。

そういうわけで、事実を少し丸めてお話ししたのでした。ですが、施設職員は私について正確に知りたかったはずなので、果たしてこれでよかったのだろうかとも思います。先方が、こうした私の傾向を織り込んで話を聞いてくださったのならよいのですが、さすがにそんな都合のいいことはないでしょう。

臨床心理士との面接というのも受けたことがあるのですが、やはりなかなか率直にお話しすることができませんでした。あの時もっと素直にお話しておけば、私にとっても、いまだに解決できない自分の問題を整理することができたかもしれないのにと、ふと思いました。

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