ニート支援で、農業を導入するサポステ

ニート期間中に農作業を経験したという方、案外いらっしゃるのではないかと思います。

サポステの農業活動の導入実態


このほど web公開された『農林業問題研究』という学会誌の最新号に、ニート支援施設「地域若者サポートステーション」(サポステ)における、農業活動の導入実態が報告されました。2013年9~11月に全国のサポステにアンケート調査を行ったところ、160箇所中96箇所(60%)から回答があったのですが、そのうち74%にあたる71件のサポステが、農業活動を導入していました。

◇ 中本英里、胡柏(2015)「若年無業者支援における農業の導入実態と課題」『農林業問題研究』51(2)、116-121。https://www.jstage.jst.go.jp/article/arfe/51/2/51_116/_article/-char/ja/

ニートと農業というと、平成18年度(2006年度)に、農林水産省がニートやフリーターなどの若者を対象とした、就農支援事業を開始するという話が話題になりました。それと今回のものとは違いますが、ニート支援と農業との関わりは今でも大きいようです。その理由は私には分かりませんが、近年、障害者や高齢者の就労支援で農業が注目されていることから、その流れなのかもしれないと思います。

先の論文では、先進的取り組みとして「Sサポステ」の事例が取り上げられています。農業活動はサポステ利用者から人気、地元農家の受け入れ実績は年々拡大、提携先のJAからの評判もよさそうで、この論文を読む限り、実にうまくいっていると見られる事例です。

私も別のサポステで、農作業の経験あり


そういえば、私もかつて通っていたサポステで、農業体験の経験があります。このサポステの農業体験についていうと、論文の事例のような踏み込んだプログラムでありませんでした。「農業」というほどのものではなく、ごく簡単な農作業といったところでした。一口にサポステといっても、その支援内容は各サポステによって違いがあります。

覚えていることといえば、農地が遠方にあったため皆で長時間移動したところ、それが遠足気分になってしまったことや、夏場は皆が熱中症にならないようスタッフが極端に気を遣ったため、ほとんど作業にならなかったことなど、農作業以外のゆるい出来事の方が多いです。

それでも、プログラム終了後の感想では、スタッフに感謝の思いをこめて「体力作りになった」などと意義があったように書くことが多かったような気がします。その後、私は働き出しましたが、農作業体験がどの程度影響を与えたかは分かりません。

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