ニートに限らず、働いていない人は何人?

平日の昼間に住宅街を歩いていると、目にする人は、お年寄りや主婦とおぼしき女性ばかりです。図書館に行くと、特にお年寄りが多いです。この時間帯は、お年寄りや主婦を除いては、大抵の人が働くなり通学するなりしているということでしょう。

ですが、実際のところ、就労や通学をしていない人はどれほどいるものなのでしょう。調べてみることにしました。

方法


総務省統計局「労働力調査」の年次推計で調べました。この方法だと、ニート人口との比較がしやすいためです。政府によるニート人口の推計は、「労働力調査」の年次推計をもとになされています。

調査にあたっては、現在最新の2015年の推計結果を参照し、このうち、日中働いていない「完全失業者」「家事」「その他」に注目しました。もっとも、完全失業者の中には職探しで忙しくしている人は多いでしょうし、家事従事者(主婦、主夫など)は家事労働をしているという意味では働いています。ですが、今回の記事の趣旨から、これらの人たちにも注目しています。

結果


2015年平均では、次のようになります。なお、割合については、小数点第2位以下四捨五入しています。

○ 15歳以上人口:11,077万人
○ 完全失業者数:222万人(15歳以上人口の2.0%)
○ 家事従事者数:1,523万人(13.7%)
○ その他の者(高齢者、ニートなど):2,275万人(20.5%)

※ その他の者は、就労も職探しも家事も通学もしていません。

その他の者のうち、15~34歳の者は若年無業者、つまりニートに相当します。そこで、その他の者を年齢階級別に見てみました。

○ 15-34歳:56万人(15歳以上人口の0.5%)
○ 35-44歳:44万人(0.4%)
○ 45-54歳:47万人(0.4%)
○ 55-64歳:154万人(1.4%)
○ 65歳以上:1,974万人(17.8%)

考えてみました


「その他」に分類された、おそらく退職で働いていないとみられる65歳以上の方が1,974万人。また、家事に従事する方は1,523万人います。

一方、ニート人口は56万人と、これらに比べるとかなり少ないです。35-44歳の「その他」(中年ニートとでもいうべき?)を合わせても、100万人です。これだと、平日の昼間に住宅街などで見かける人がお年寄りや主婦ばかりというのも、もっともな話です。

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