ゲーム脳の恐怖?
「テレビゲームが子どもたちの脳を壊す!」
先日、地元の地方紙を読んでいたところ、「ゲーム脳の恐ろしさ」と題する、ある中学生の投稿を見つけました。その中学生は、3月6日(月)に東京の世田谷区で行われた「ゲーム脳」に関する講演に参加したのですが、講演を聴いてかなりショックを受けた様子でした。これからはゲーム脳の問題について、もっと真剣に考えていきたいなどと書いていました。
■ ゲーム脳って何?
ゲーム脳という言葉は、私も聞いたことがあります。確か、マスコミが大きく取り上げていたように思います。ゲームをやりすぎるとβ波という脳波の出が悪くなって、認知症患者のような脳波になるという話です。私も、そうなのかな、ゲームをやりすぎると脳によくないのかな、ぐらいに思っていました。
ニートやひきこもりの中にはゲーム漬けという人も少なくないので、「ニートひきこもりJournal」の管理者としては、ゲーム脳は無視できない問題です。そこで、調べてみました。
なんとびっくり!ゲーム脳問題の発端となった『ゲーム脳の恐怖』は、「日本トンデモ本大賞」にノミネートされたことがあるというではないですか!
■ こんなところにも斉藤環氏が
面白いことに、ひきこもり問題の第一人者で知られる斉藤環氏が、この問題についてインタビューを受けています。このインタビューの内容は、ネット上や、香山リカ・森健『ネット王子とケータイ姫』、中公新書ラクレ
http://www.tv-game.com/column/clbr05/
しかも、それが、大変びっくりさせられる内容です。リンク先をご覧になっていただくと分かるのですが、生理学の知識をもとに、本の内容を徹底的に批判しています。「酷評」と言ってもいいです。
■ 数々の批判
さらに、「サンデー毎日」2006年2月26日号では、京都大学の久保田競名誉教授、櫻井芳雄教授、大阪大学の津本忠治名誉教授(日本神経科学学会会長)などと、そうそうたる顔ぶれがゲーム脳論を批判しています。
Amacon.co.jpの書評やWikipediaの森氏の項目なども、批難ごうごうです。
メディアで大々的に取り上げられ、今なお信じる人も多いゲーム脳論は、間違いだったのでしょうか。
■ 俗説を疑え
ゲーム業界関係者やゲームマニアがむきになって批判しているのか、ゲームに対して偏見を持ったold fogyが暴走して批判されているのか、この状況をどう理解すればよいのか私には分かりません。
ですが、学者が出版した本に書かれてあることやメディアが報道していることが必ずしも真実ではないこともあるかもしれないんだ、ということを改めて考えさせられます。もともと、血液型人間学や右脳教育など、科学的根拠が乏しい迷信があたかも真実であるかのように語られる世の中です。既存のニート、ひきこもり論に対しても、疑いの目をもって見ていきたいものです。
ちなみに、『ゲーム脳の恐怖』と同じように、ゲームの危険性を科学的(?)に示した本に『脳内汚染』があります。こちらはどうなんでしょうね?
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(「週記」と言いながら、いつもの記事と大して変わりませんね…)
(今日はもう1つ記事を投稿します)
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コメント
- これについてはわかりませんね
- ゲーム脳ですか。
ゲーム脳は表面的にみればよくないというような感じを受けますが、科学的に判断するとよくないのかもしれません。しかし、私自身はゲーム(テレビゲーム)はあまりよくないんじゃないかと思います。それは、人間という動物も自然界に生活する一つの生き物だと思うので、ああいった人工的に作成されたゲームは思考回路を変えてしまう影響もあるのではないかと思っています。
それはパソコンや携帯電話にもいえることです。
便利さを求めることは人間にとって効率的でいいのですが、その限度があまりにも便利過ぎると人間の頭は使わなくて、考えなくていいので、そこまでいくとやり過ぎなのかななどと考えています。
まあ、これは私個人の嗜好なのでなんともいえません。
- ゲームと人間
- ゲームが人間に与える影響については研究が進んでいるのですが、一概にいいとか悪いとか言えないというのが、現時点での到達点ではなかったかと思います。
最近は脳を鍛えるゲームがよく売れていますし、内容によっては情操教育に良いものもあるでしょう。まあ、ゲームソフトもテレビ番組と同じように、内容次第ですかね。ゲームをするとコミュニケーション能力が低下するという声もありますが、私の実感では、ゲームをしない人こそ、コミュニケーション能力が低下する危険があります。人の話題についていけないからです(経験者は語る)。
パソコンや携帯電話など、この流れは、もう止められません。しかし、それに逆らおうとする向きも当然あります。ゲーム脳の森昭雄氏は、「手書きで文字を書くことは脳を活性化させる」として、学生のレポートも基本的にすべて手書きで書かせているそうですよ。



