引きこもり者の消費行動

過剰に消費をしないライフスタイル?


ベトナムのニュースサイトで、日本の引きこもりを報じたものを見つけました。ベトナムでニュースになるのは珍しいです。

↓ ベトナムのニュースサイト soha.vn へのリンクです。
◇ Hikikomori: Thế hệ thanh niên Nhật 10 năm không bước ra khỏi phòng (新しいウィンドウで開く

内容は、日本の引きこもりについて、おおまかな説明を行なったものでした。直接取材をしたのかどうか分からないのですが、2人の当事者の話が盛り込まれています。引きこもりの平均年齢が上がっていることを示す数字が記事の中にあるのですが、海外記事ではあまり引きこもりの高年齢化を話題にしたものは見た覚えがなかったので、この点はよく取り上げたと思います。

変わっていたのは、最後の箇所です。引きこもりの人が必要なのは基礎的な生活の諸条件ぐらいであり、過剰に買い物をする必要がないとして、「ミニマリスト」という言葉を持ち出し、このライフスタイルを評価する独自の視点を示しています(ただし、自宅に引きこもり続ける生活のありようを全肯定しているわけではありません)。

……といっても、 機械翻訳の Google 翻訳 (新しいウィンドウで開く)で英語に訳して読んだので、誤読しているかもしれませんが。

引きこもりの人の消費行動は?


そういえば、引きこもりの人の消費行動に関する調査は見た覚えがありません。引きこもり問題に詳しい精神科医の斎藤環氏は、「ひきこもりの方は罪悪感があるので、消費を我慢するんですよ」と語ってはいます。

↓ 「ダ・ヴィンチニュース」へのリンクです。
◇ 姉と弟。二人の同居でニートはなぜ「治った」のか? 【対談】精神科医・斎藤環×マンガ家・沼津マリー/後編 (新しいウィンドウで開く

何年か前には、親名義のクレジットカードを使い、ネットショッピングで多額の借金をした引きこもりの人が大きな事件を起こし、世を騒がせました。ですが、これはあくまで一個人の例です。

同様にあくまで一個人の例として私自身が引きこもっていた頃のことを思い起こすと(今でも引きこもりと大差ありませんが……)、確かに消費は慎ましいものだったと思います。それは我慢というのもありましたが、そもそも収入がブログやウェブサイトの広告収入ぐらいしかなかったため、消費できなかったのです。

それから、ベトナムのニュースサイトの記事にあったように、引きこもり生活ゆえ必要なかった出費も確かに私にはあったろうとは思います。例えば、服装関係にはあまりお金は使っていません。人目を気にする必要があまりなかったからです。交通費や交際費の類もほとんどありませんでした。

ただ、もし本当に引きこもりの人の消費行動が比較的慎ましいものだとしても、引きこもりの人は好き好んでそうした行動をとっているわけではないでしょうから、ベトナムの記事にあった話はなんだかなあという思いはあります。

[修正しました(2016年8月31日)]

×「引きこもりの人は好き好んでそうした行動をとっているわけでしょうから」

○「引きこもりの人は好き好んでそうした行動をとっているわけではないでしょうから」

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