ひきこもり、海外に脱出する

「就職意識甘い若者」

先日、私の地元の地方紙が、若者の離職、フリーター、ニートの増加をすべて若者の就職意識の甘さが原因だとする特集を組みました。

読んでいてめまいがしました。私の地元で圧倒的なシェアを誇る新聞に、こんな書き方をされるとは。

もともと、日本海側の保守的な土地柄です。くだんの新聞も、何かにつけて若者を目の敵にしています。数年前にも、「紅白歌合戦に髪を染めた歌手を出すな」だとか「女性の幸せは男性に尽くすこと」だとか、私のような若者から見れば時代錯誤もはなはだしい主張が展開されていました。そして、このような新聞が地元では圧倒的なシェアを誇っているのです。

とても私のような者が理解されるような土地柄ではありません。故郷を捨てて、どこか遠くへ逃げ出したくなります。

実際、ひきこもりの中には、理解のない日本社会を飛び出して海外に移住した人がいます。 * * * * * * * * * *

■ 日本に俺の居場所はない

その人は、私が参加するひきこもりデイケアのメンバーの友達です。何でも、ひきこもりがちの生活を送っていたそうですが、確かマレーシアに移住し、現在は日本語の教師をやっているとのことです。

その元ひきこもり氏は、こう語っていたそうです。

「日本に俺の居場所はない」

そうなのかもしれません。ひきこもりやニートに対して世間は甘くはありません。ひきこもっているというだけで凶悪犯罪者予備軍扱いされる有様です。就職しようとしても、履歴書捏造という犯罪をしてフリーターになる、というのがやっとです。

かといって、海外に居場所があるのかどうかは分かりません。しかし、こういう状況だと、一か八か日本の外の世界に賭けてみようというひきこもりがいても、不思議ではありません。

■ ひきこもりが海外脱出できるか

それにしても、元ひきこもりが海外に移住するとは凄いなと素朴に感心します。部屋の外にさえ出られないという人が多いというのに、国の外に出るとは。いや、ひきこもりの状態が良くなったから海外脱出できたのかもしれません。

ひきこもりの場合、もともと対人関係に不安を覚えてひきこもっている人も多いというのに、言葉も文化も違う人と対人関係を築くというのは簡単なこととは思えません。もっとも、人付き合いをあまり苦にしないひきこもりもいますけれども。

海外移住には、言語の壁も克服しなければならず、周到な準備が必要になります。

■ 海外で仕事を見つけるのも、選択肢の一つ

このブログをご覧になっているひきこもりやニートの方々には、日本に拘らず海外で仕事を見つけるという選択肢もあるんだ、ということをお伝えしておきます。もっとも、繰り返し強調しておきますが、海外に居場所があるとは限りません。

言語によっては、ひきこもりながらも、NHKのラジオ講座などを利用して在宅で学習することができるかもしれません。将来、ひきこもりの症状が改善して海外に移住できそうになったときのために、今から準備しておくのもよいでしょう。

ニートやひきこもり経験者の多くが海外に移住すると、冒頭の地元紙の愛読者などは、「甘ったれた亡国の若者が日本から出て行った」と喜ぶことでしょう。Win-Winです。

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