高齢者の閉じこもりとの区別

90代以上が1人、80代が6人、70代が16人……

「引きこもり松山183人、高齢・長期化顕著 市が初調査」という『愛媛新聞』(電子版)の記事で示された、183人の引きこもり者の内訳です。

↓ その『愛媛新聞』の記事。Yahoo!Japan へのリンクです。
◇ 引きこもり松山183人、高齢・長期化顕著 市が初調査 (新しいウィンドウで開く

90代以上とか80代とか、引きこもりの高年齢化は顕著すぎると驚きました。ですが、少し考えてみると、疑問が沸いてきました。高齢者の閉じこもりも、この中に混ざっているのではないかと。この調査の原典を読んでないので、よく分からないのですけれども。

高齢者の閉じこもりとは何かについて、簡単に確認しておきます。厚生労働省ホームページに掲載されている「介護予防マニュアル」によると、「閉じこもり症候群とは、生活の活動空間がほぼ家の中のみへと狭小化することで活動性が低下し、その結果、廃用症候群を発生させ、さらに心身両面の活動力を失っていく結果、寝たきりに進行するという考え方」なのだそうです。

↓ 厚生労働省ホームページへのリンクです。上の引用箇所は「第6章 閉じこもり予防・支援マニュアル」より、97ページにあります。
◇ 介護予防マニュアル(改訂版:平成24年3月)について (新しいウィンドウで開く

引きこもりの高年齢化が話題になる中で持った素朴な疑問ですが、引きこもりの人が60代ぐらいになってくると、高齢者の閉じこもりとの区別はどうなるのでしょうか。

若い時期に引きこもっていると、就労していない、学校などに通っていないとして問題になりますが、高齢になると、そうでなくても働かない人が増えます。そうした年齢になると、引きこもりと閉じこもりを区別する意味はないような気もします。

ただ、それでも若い時期の引きこもりが長期化して高齢に至ったものは、高齢者の閉じこもりとは違うもののようにも思えます。自宅中心の生活を送る背景も違うでしょうし、長期引きこもりで就労期間が短い(あるいは、ない)ことによる老後の蓄えの問題など、特有の問題があるようにも思います。そもそも、引きこもりは精神保健福祉の領域ですが、閉じこもりは介護福祉の領域で、このあたりも違います。

結局、よく分かりません。

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