「ニート」状態、60歳未満男性で増加

こんな報告書を見つけました。みずほ総合研究所の岡田豊主任研究員が著したもので、2016年10月12日にリリースされています。

◇ 男性で目立つ非労働力人口増加-就労をあまり優先しない者向けの対策が重要 (新しいウィンドウで開く

↑ PDFファイル(539KB)。みずほ総合研究所ホームページへのリンク。
※ PDFを閲覧するには Adobe Reader が必要です。こちら新しいウィンドウで開く)からダウンロードできます。

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非労働力人口における「その他」、つまり若者でいう「ニート」の状態に相当する者の割合が、働き盛りの世代である60歳未満の男性で増えているというのです(3~4ページ;報告書には「ニート」の文字は見えませんが)。

少し解説をすると、非労働力人口とは、15歳以上人口のうち、就業者と完全失業者を除いた者を言います。このうち完全失業者は月末1週間に仕事をしていませんが、職探しは行なった者で、かつ仕事があればすぐに就くことができる者です。

この非労働力人口には、家事従事者や学校に通っている者などが含まれます。ですが、そのどちらにも当てはまらない「その他」の者もいます。この「その他」の者には高齢者が多いのですが、働き盛りの世代にもこうした者はいます。そのうち特に15~34歳の者に限っては、統計上「若年無業者」[注]、つまりニートと扱われるわけです。

私見ですが、非労働力人口で家事も通学もしていない者というと、若者ばかりが「ニート」「若年無業者」として注目されてきました。ですが、この報告書のように年齢層を広げて見ると、違った景色が見えてきます。


例えば、厚生労働省「平成28年版労働経済の分析」には、「若年無業者は、15~34歳の非労働力人口のうち家事も通学もしていない者としている」(36ページ)と書かれてあります。

↓ 厚生労働省ホームページへのリンク。引用した36ページが読めます。図の注をお読みください。
◇ 平成28年版労働経済の分析 第1章 第2節 (新しいウィンドウで開く

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