people with hikikomori

people with hikikomori という英語表現


people with hikikomori

という英語表現があります。これを、日本語に訳すとどうなるのでしょう。

正解は、「引きこもりの人々」「引きこもっている人々」といったところのようです。引きこもり当事者を表す英語表現は様々ですが、このように表現される場合もあります。

おそらくこれは、"people with (障害や病気)" という英語表現の変形ではないかと思います。例えば、 "people with disabilities" は「障害がある人」という意味です。同様に、次のような表現があります。

○ "people with cancer" 「癌患者」
○ "children with autism" 「自閉症児」
○ "children with selective mutism" 「場面緘黙児」

※ 場面緘黙症は、学校など特定場面で長期間にわたって声が出ず、話せない不安症(不安障害)です。

まず人がいて、そこに……


"people with (障害や病気)" という表現は、私は常々興味深いと感じています。例えば "people with disabilities" だと、まず人がいて、そこに障害がくっついている印象を私は受けます。人と障害は別々という印象です。ですから、訳すとすれば「障害者」というよりは「障害がある人」の方が近いような気がします(意味は同じなんですけれども)。

私が特別な関心を寄せる場面緘黙症などは、長期化すると、緘黙を自分のアイデンティティにする人もいます。一方、英語圏では、緘黙をアイデンティティと考えるべきではないという意見を目にすることがあります。 "children with selective mutism" "children with SM" と書くと、子どもと緘黙は別々という印象を受けます。

people with hikikomori という英語表現はどうなのでしょう。人と引きこもりを分けているように感じられる点は、やはり興味深く思います。ただ、理由は分からないのですが、どこか違和感が私にはありちます。引きこもりそのものは障害や病気ではなく状態を表すものなので、もしかしたらそこが違和感の原因かもしれません。ただ、同じように状態を表す不登校については、students with school refusal とか children with school refusal などという言い方はあるので、その点もおかしくはありません。結局、よく分かりません。

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