フリーターで本当にいいのか!?

私個人の価値観の問題ですが、フリーターに好んでなりたいとか、フリーターでいいじゃないかという人の気持ちが分かりません。やむを得ずなったとか、何か目標があって当面食いつなぐためにというのならまだしも。

私がこのように考えるのは、私が母子家庭の出身であることと無関係ではないのかもしれません。小学生のときに父親を亡くし、経済的にそれほど豊かでない生活を送ってきただけに、ちゃんとした会社に入って、それなりの収入を得て、安定した家庭を築きたいと子どもの頃から願い続けてきました。

そういうわけで、ひきこもりデイケアで、富氏の将来の目標は何かと尋ねられたら、必ず「正社員になること」と答えていました。もっとも、私が正社員になるのはもはや夢物語のような話になってしまいましたけれども。

ところが、同じひきこもりデイケアのメンバーの中でも、自分は正社員は嫌だという人と何人かいて、ああ私とは価値観が全然違うなあと思ったものです。 * * * * * * * * * *

■ 正社員にこだわらないひきこもり

私が知っているのは、2人のひきこもり経験者です。お二方とも高学歴者で、私から見れば雲の上の存在です。それだけに、正社員にこだわらないのはもったいないなどと勝手に考えてしまいます。

★ ひきこもり男性A氏(仮名)のケース

彼は大学院にまで進学した人で(博士課程まで進んでいたようです、たぶん…)、頭の回転が速く、非常に優秀そうな男性でした。

彼は正社員にはなるつもりはないと言っていました。自分には正社員は務まらないとのこと。ちなみに、彼は実際に正社員になったことはないそうです。

★ ひきこもり男性B氏(仮名)のケース

彼もかなりの高学歴者だったのですが、ひきこもりをほぼ卒業して、フリーターをしていました。

「将来、正社員になるのか」などと彼に聞いたところ、「いや、俺はフリーターでいい」と答えて、驚かされました。その理由を聞きたかったのですが、聞きそびれました。

■ 正社員にこだわる必要はないと言う心理カウンセラー

一度、デイケアのメンバーで、将来の進路について真剣に議論し合ったことがあります。正社員のことに話が及んだとき、議論に参加されていたH美人心理カウンセラーが、正社員にこだわる必要はないんじゃないか云々とおっしゃり、驚かされました。最近は非正規雇用が一般化してきたので、正社員でなくても恥ずかしいことはないとおっしゃるのです。

もっとも、非正規雇用が一般化してきているといっても、それは主に女性の話です。ひきこもりデイケアのメンバーは男性ばかりですが、果たして男性がそういう理屈で納得できるのでしょうか。

H美人心理カウンセラーがこうおっしゃったのは、もしかすると、正社員としての就労をゴールにすると、その実現は困難なので、敢えてゴールを低めに設定した方がよいという考えがあってのことだったのかもしれないと、私は勝手に考えています。

もしかすると、先のひきこもり男性も、心理カウンセラーに同じようにアドバイスされて、正社員志向を改めたのかもしれません。

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