「何の心配もいらない」と言われた生徒がニートひきこもりに!

なんでやねん 心配せんでもええ私は人生のかなり早い段階で、自分は将来、社会不適合者になるのではないかと意識していました。

驚く無かれ、それは幼稚園の頃に遡ります。その後も小学校から大学まで、自分はこのままでは社会不適合者になると強い危機感を感じながら過ごしていました。

そして、実際にその通りになってしまいました。自分の無為無策ぶりにはあきれます。

こんな私ですが、不思議なことに学校では「富氏君は、何の心配もいりません!」と言われるなど、社会不適合者予備軍どころか、有望な少年、青年と見られることも多かったのです。先生方の生徒を見る目は節穴だったとしか言いようがありません。

※ 上の画像と記事の内容は、あまり関係がありません。 * * * * * * * * * *

■ 先生は私を「何の心配もいらない」と見ていた

私は優等生、模範的生徒と見られていました。

私は極端に大人しい子供だったのですが、そんな子が静かに勉強ばかりしていると「彼は頭がいい!」と周囲は誤解するようです。先生の言うことも真面目に聞いて従っていたので、私のことは真面目な優等生、と思われていたようです。クラス会長に推薦されたこともあります。

私が高校1年の頃、親が担任の先生と懇談をしたときなどは、「富氏君は、何の心配もいりません!」と、先生はおっしゃっていたそうです。高校卒業まで多くの先生に担任を受け持っていただきましたが、懇談はいつもこんな調子だったようで、先生は私のことを褒めるばかりだったそうです。

しかし、楽観的な先生とは対照的に、私は周囲と馴染むことができず、このままだと社会不適合者になると深刻に考えていました。

この差はいったい何なのでしょうか。

■ 勉強ができて真面目でも、人付き合いが苦手ならどうしようもない

どうも先生やクラスメイトは、私を学力と真面目さだけで評価していたようです。勉強ができる真面目で大人しい生徒なら、問題ないと見ていたのでしょう。特に、高校の頃はそれが顕著で、進学校でもなかったのにどこか学力至上主義のところがありました。

しかし、そんな若者も、人付き合いが苦手で周囲と馴染めないようだと、社会に出ようとすると大変です。学歴や基礎学力も大事でしょうが、何よりコミュニケーション能力がないと、社会では通用しないのではないでしょうか。

私は先生やクラスメイトに褒められながらも、そのことをずっと考えていました。実際、ニートやひきこもりの若者は、人付き合いが苦手だと訴える若者が目立ちます。

■ 教師が見逃してきた問題

思うに、教師が見逃してきた問題が、こういう生徒たちです。教師の注意が向く問題のある生徒と言えば、乱暴な生徒だとか、校則をやたらと破る生徒だとか、成績が著しく悪い生徒だとか、周囲に迷惑をかける反社会的な生徒、問題が分かりやすい生徒です。

一方、周囲と馴染めない大人しい感じの生徒は、誰に迷惑をかけるわけでもありませんし、そのうえ下手に勉強ができようものなら、「大人しくて真面目ないい生徒」と見られがちです。

学校の先生方には、「私が育てた生徒からニートは出したくない」とお考えなら、生徒の勤労意識を育てるのもいいですが、大人しくて周囲と馴染めない生徒のことにも気を配っていただきたいところです。


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※ 私の学業成績は、そんなにびっくりするほどよかったわけではありませんでした。無口だったため、周囲から誤解を受けていたところもあります。ただ、私よりも勉強が苦手だった人の大半は、ちゃんと社会に出てうまくやっているようです。



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