私は無欲なニートひきこもり

非常にまじめで完璧主義、物欲などの欲がほとんど無く、人とのかかわりが苦手なものがニートになりやすいとされる。

Wikipedia の「ニート」に、かつて、このような説明がありました。

この説明には出典が明示されていないのでどこまで信用できるかは分からないのですが、少なくとも私にはよく当てはまっているのが悔しいところです。

今回は上に指摘されているニートの特徴のうち、欲、特に私自身の欲の無さについて、あれこれ書いています。

■ 欲望を持つことに罪悪感

親「クリスマスケーキ買ってきたよ」
私「別に食べたくない」

実にかわいくありません。こんな感じで、私は子供の頃からあまり欲のない子でした。

むしろ、欲望を持つことに罪悪感を感じるような子でした。自分の欲望を抑えて譲ったり尽くしたりすることこそが美徳であり、ああしたい、こうしたい、と考えることはやましいことだと考えていたのです。

これは、おそらく母のしつけの影響が大きかったのだと思います。

■ 進路に影響を与えた無欲さ

私の無欲さは、進路にも影響を与えました。 * * * * * * * * * *

私は、自分は幸せになりたいとか、自分はいかに生きるかといった、私個人の欲望の追求について思いをめぐらすことは良くないと考えていました。私が人生の節目節目で考えたことは、いったい自分がどう行動すれば、家庭のためになるかということでした。

これには、私の家庭環境も関係していました。私は10歳のときに父を亡くし、母子家庭の長男として育ちました。自分のことよりも家庭のことを優先しなければならないと子供の頃から考えていたのです。

■ 経済学部を選んだ

例えば、私が進学先に経済学部(しかも授業料の安い国立大学)を選んだのも、これが一つの理由です。

まず、私が大学に進学したのは、母の意向もありました。母子家庭を立て直すためには私が大学を出ることが必要ということです。私はこれには同意していました。

次に、大学で何を専攻するかという問題です。実は私は心理学に多少の関心がありました。私は特定の場面になると極端に緊張して何も話せなくなるという変わったところがあり、これが心への関心につながっていました(後に、これは「場面緘黙症(選択性緘黙症)」という稀な情緒障害であることをネットで知ることになります)

しかし、私は就職のことを考えて経済学部を選びました。母子家庭の長男として、確実に就職して家庭を支える必要があると固く考えていたからです。家庭の状況を顧みず、自分の好きな学問分野を専攻するといった欲張りな行動は、我が家では許されないことだと信じていました。

皮肉なことに、就職に強い経済学部を卒業したにも関わらず無職になってしまい、現在は必要を感じて心理学を独学しています。

■ 絶対に就職しろ!!

ちなみに私は大学在学中、大学院への進学や留年だけは絶対に駄目だと、母に耳にたこができるぐらいやかましく言われました。

うちは母子家庭だから、大学を4年で卒業して、そのままストレートに就職してもらわなければ困る、お前を大学に行くように教えてきたのは、大卒として就職させ、家計を助けるためということでした。

このこともあって、私もなんとしても単位を揃えて4年で卒業して、大学院へは進学せずに(そもそも、学力不足で進学できなかった)、何が何でも就職するんだと考え、そのように行動しました。

その結果、ニートひきこもりになったのは、これまた皮肉というほかありません。

それにしても、「夢の実現」「自分の就きたい職業に就くべきだ」という考え方は、私にはあまり馴染めません。

人気blogランキングへ



スポンサーリンク

トラックバック

URL :

最近の記事
カテゴリー
カレンダー(月別)
07 ≪│2017/08│≫ 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
RSSフィード
本など
「ニート」って言うな! (光文社新書)

若年者就業の経済学
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
心と身体
106位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
5位
アクセスランキングを見る>>
リンク
このサイトについて

このサイトはリンクフリーです。張るのも剥がすのもご自由になさってください。相互リンクは現在募集しておりません。

携帯用アドレスを取得されたい方は、「こちら」をクリックしてください。

このブログのリンク先のご利用につきましては、ご自身の責任のもとでお願いします。なお、本等のリンクについては、Amazon.co.jpのアフィリエイトプログラムを導入しています。

なお、「富条」はハンドルネームです。本名は全く違う名前です。

メールは nhjournal77@yahoo.co.jp まで。