親に依存できなくなったら、今度は別の人に

そういえば、我が家で預かっている女性と、似たような境遇の遠い知人(男性)がいたことを思い出しました。

彼もこころの病気を抱えていて、ニートひきこもり状態でした。親御さんは、彼を自立させるために、彼から距離を置くことにしました。親御さんの経済的援助がなくなれば、必死になって働こうとするだろうという判断だったようです。

しかし、親御さんの思惑通りにはいきませんでした。今度は彼は、親以外の別の人を頼り出しました。結局、依存の対象が、親御さんから違う人に移っただけでした。

* * * * * * * * * *

どこまでも自立できない彼のことを「情けない」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、実際に彼を知っている私は、あれだけひどいこころの病気を抱えていて、しかも社会経験のブランクが大きい彼が、急に働くのは難しいのではないかと感じました。

彼の面倒を見ている人は、どう考えているのでしょうか。私の親のように、「どうして私が彼の面倒を見なきゃいけないんだ。彼の親は、自分の家の問題のツケを他人に払わせている。無責任だ」と考えているのでしょうか。それとも、「彼のような年齢で、親が面倒を見なくなっても仕方がない」と考えているのでしょうか。

それにしても、ニートひきこもりの人は、家から追い出せば働いて自立できるようになる、とよく言われますが、必ずしもそううまくはいかないのではないかと考えてしまいます。そうした方法を全否定するつもりはないのですが、少なくとも私の周りでは、それで自立に成功した例は、聞いたことがありません。

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