日本の若年ホームレス、ネットカフェ難民の数

32人

これは 2007年における、0〜34歳の若年ホームレスの数です。

ニートやひきこもりについては、よく「家から追い出せ」という主張があります。本当に家から追い出すとホームレスになってしまいますが、果たして若年ホームレスは日本にいったいどれぐらいいるのだろうかと気になり、調べてみました。

0〜34歳という年齢を設定したのは、ニートが18〜34歳と定義されることが多いので、それに合わせました。なお、若年ホームレスを年齢層別に見てみると、19歳以下が1人、20〜24歳が3人、25〜29歳が8人、30〜34歳が20人です。

もっとも、この32人全てが、ニート、ひきこもり生活の末に家から追い出されたとは限りません。

[出典]

◇ 厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査報告書」、平成19年4月、13ページ。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/04/dl/h0406-5d.pdf
[最終アクセス2008年5月12日]

* * * * * * * * * *

ところが、次のような数字もあります。

2,506人

こちらは、同じく 2007年における、ネットカフェで寝泊りする者のうち住居を喪失した0〜34歳の若者の数です。「ネットカフェ難民」の若者と言えばいいのでしょうか。

ネットカフェで寝泊りする者で、住む家がない者の数は 5,400人と推計されています。そのうち、0〜34の若者の割合は 46.4%です。そこから 2,506人という数字を割り出しました。同様に、年齢層別に求めると、19歳以下が529人、20〜24歳が713人、25〜29歳が718人、30〜34歳が540人です。

先ほどの 32人という数字と比べるとかなり大きな差がありますが、この2,506人も、全てがニート、ひきこもり生活の末に家から追い出されたとは限りません。

32人にしろ2,506人にしろ、何十万人とも言われるニート、ひきこもりの数に比べれば、比較にならないぐらい小さな数字です。

[出典]

◇ 厚生労働省「日雇い派遣労働者の実態に関する調査及び住居喪失不安定就労者の実態に関する調査の概要」、平成19年8月。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/08/dl/h0828-1n.pdf

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コメント

TOKYOとOSAKAでチャレンジネット開設
富重様

今日は。

さて、突然で恐縮ですが、
今回のネットカフェ難民の方の件で、
お知らせさせて頂きます。

既にご存知かもしれませんが、
先日、東京と大阪にて、
インターネットカフェや漫画喫茶等で
寝泊りする就労者の方の為の
サポートセンターを開設したというニュースを、
拝見しました。

TOKYOとOSAKAで、
それぞれチャレンジネットという名称の施設を
設置したそうです。

連絡先等は、下記のアドレスを開いて頂けましたら、
幸いでございます。


TОKYОチャレンジネット:
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/
2008/04/20i4f400.htm


OSAKAでチャレンジネット:
http://www.osaka-lsc.jp/netcafe-sc/info/info080428.html
すいません。
TОKYОチャレンジネットだけ、
上手くリンクできなかったので、
再度、別のアドレスにて、
リンクさせて頂きます。


TОKYОチャレンジネット:
http://www.tokyo-challenge.net/
コメントありがとうございます。
これは初めて知りました。
リンクありがとうございます。
公園や河川敷に仮住まいを設けられていらっしゃる方はともかく、ホームレスの方の多くは、日中活動というか行動なさっていて人数を把握するのは難しいと考えます。ましてや、年をが低い若者であれば尚更だと考えます。
厚労省の調査員の避難する訳ではないですが、32人と発表して、実態を把握できたとでも思ってるのでしょうか…疑問に思います。
仕事をするにあたって、履歴書を書いた時、必ず住所記入欄が設けられています。多くの方が、この記入欄があることで仕事にい就けなかったのではないかと考えます。今回、匿名希望さんが提示してくれたチャレンジネットは厚労省絡みの政策ですが、住宅手当制度がなかった日本にとって有効な政策ではないかと考えます。現時点で、どの程度の利用があるのか分りませんが、継続的に注目してきたいと思っています。もし、良い結果をもたらすのであれば、東京・大阪に限らず全国各地に開設していただきたものです。

はじめて、コメントさせていただきました。不快感を与えてしまいましたら、削除してください。長々と失礼しました。
くまさん、コメントありがとうございます。
ここでは34歳以下のホームレスとネットカフェ難民の数を掲載していますが、その数の差があまりに大きいので、私もこの32人という数字は実態をきちんと把握できているのだろうかと記事を書きながら疑問に感じていました。ネットカフェ難民と言われる人の中にも、実際には路上で寝泊りすることがある人が多いことも、調査の結果分かっているからです。

そこで、ホームレスの調査方法を調べてみたのですが、それはこのファイルに書かれてあります(87KB)。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/04/dl/h0406-5a.pdf
(厚生労働省ホームページ)

目視調査だそうです。「ブロック内のホームレスの所在する場所や時間帯を把握し、より効果的に概数調査ができるよう事前に準備した」などとあります。

この調査方法に問題があったのかどうか、私にはこれ以上分かりませんでしたし、敢えてこのことに触れると記事が冗長になってしまうのではないかと思い、記事の中では調査方法については何も書かなかったのでした。

いずれにせよ、調査結果が実態をきちんと把握しているかどうかを批判的に考えることは重要なことです。ご指摘ありがとうございました。
特定非営利活動法人 自立生活サポートセンター・もやい
富重様、皆様、今日は。

標記のNPO法人があるのですが、ご存知でしょうか?

東京で、ホームレス状態にある方の支援を行っている
NPO法人です。時々、新聞やテレビなどでも、
意見を表明されている団体です。

「もやい」のホームページでも、「チャレンジネット」
について、分かりやすくまとめてあるので、
僭越とは思いましたが、以下リンクさせて、頂きました。

もし、このホームページをご覧になっている方で、
「チャレンジネット」の対応に、
どうしても納得がいかなければ、
「もやい」に相談してみるのも、
一つの手段かと思います。


特定非営利活動法人 自立生活サポートセンター・もやい:

http://www.moyai.net/modules/weblog/details.php?blog_id=315
コメントありがとうございます。
リンクありがとうございます。

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