人の近況を尋ねることについて

ニート、ひきこもりの私は、人から近況を尋ねられるのを嫌います。実際、お葬式で親戚から「いま何していらっしゃるの?」と聞かれ、血の気が引いたことがあります。大学に受かるなど、自分の調子がいいときはむしろ近況を聞いて欲しいとさえ思っていたのに、単純なものです。

こうした経験は私だけではないようで、以前、ひきこもりデイケアで知り合った友人も、昔の同級生から電話をもらったときに近況を尋ねられて、辛かったと話していました。

このため、近頃の私は、相手がニート、ひきこもりであるかどうかに関わらず、一般に人に近況を尋ねるのは慎重にした方がよいのではないかなどと考えるようになりました。「最近、どうしてる?」と聞いたものの、その相手は実は失業していたり、何らかの挫折をしていたりして、そういう質問を歓迎しない可能性があるからです。

これを、ニート、ひきこもり生活を通じて、不本意な境遇に置かれている人の気持ちに配慮できるようになったと肯定的に受け止めればいいのか[注] 、それとも世間では通用しないおかしな理屈を身につけてしまったと否定的に受け止めればいいのか。

[注] もっとも、次のような非難の声も聞こえてきそうです。「俺は社会の中で必死に頑張って、それにもかかわらず、不本意な境遇に置かれているのだ。最初からひきこもって何もしようとしない無気力なお前と一緒にするな」

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