失業の代替指標(米国)

アメリカ労働統計局は、労働力の活用不足に関する代替指標(Alternative measures of labor underutilization)を用いています。[1] 以下の U-1 ~ U-6 というのが、そうです。

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↑ 狭義の失業

U-1:失業期間15週間以上の失業者

U-2:失業者と一時的な職を終えた人

U-3:全失業者

U-4:全失業者+求職意思喪失労働者

U-5:全失業者+求職意思喪失労働者+他の全ての marginally attached workers

U-6:全失業者+全ての marginally attached workers +経済上の理由でパートタイムの職に就く全ての労働者

↓ 広義の失業
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[用語の解説]

○ marginally attached workers:現在働いていなければ仕事も探していないが、職を欲し、職があれば就くことができ、近い過去のある時期に仕事を探したことがある人。適当な日本語訳が分かりませんでしたので、英文そのままで表記しました。

○ 求職意思喪失労働者:marginally attached workers の一部。労働市場に関係した理由により、現在職を探していない人。

* * * * * * * * * *

世間一般で言われる「失業」は U-3 あたりだろうと思います。ニートと言われる人たちのうち就業を希望している人たちは、marginally attached workers や、その一部である求職意思喪失労働者にあたり、U-4 以降の比較的広義の失業です。経済上の理由で非正規雇用に就いている人は、最広義の失業である U-6 にあたります。

失業者というと、どうしても「完全失業者」を考えてしまいますが、必要によっては、それにとらわれなくてもよいでしょう。

[1] Bureau of Labor Statistics. Alternative measures of labor underutilization. Retrieved July 9, 2008, from
http://www.bls.gov/news.release/empsit.t12.htm

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