ニートは3月に急増?

ニート人口の年別推移はよく引き合いに出されますが、月別推移はどうなのでしょうか。

厚生労働省は、ニート人口の推計のために、ニートに近い「若年無業者」という概念を用い、15~34歳の非労働力人口のうち、家事も通学もしていないものとしてこれを推計しています。推計は、「労働力調査」をもとにしています。

ここでは厚労省の「若年無業者」の定義に従い、ニート人口の月別推移を見ます。数字の出典は、同様に「労働力調査」です。

15~19歳20~24歳25~29歳30~34歳
2008年4月7161919
2008年3月28302020
2008年2月9171819
2008年1月8141720
2007年12月8161819
2007年11月7151820
2007年10月7151722
2007年9月6151718
2007年8月12172018
2007年7月7162018
2007年6月6151915
2007年5月5131816
2007年4月7141720
単位:万人

3月に、15~19歳と20~24歳のニート人口が急増しています。しかし、翌4月になると、元の水準に戻っています。

8月には、15~19歳のニート人口が急増しています。しかし翌9月になると、やはりまたもとの水準に戻っています。

これらは例年見られる傾向ですが、その原因は私には分かりません。

3月のニート人口の急増は、年齢層を考えると、もしかすると学校を卒業したため、一時的に、自分は働いてもいなければ家事も通学もしていないと回答した者がいたからかもしれないと私は見ています。実際、「労働力調査」では、毎年3月になると、なぜかこの年齢層の通学者の数が急減します。例えば、2008年2月には、15~24歳人口のうち717万人が通学者だったのですが、翌3月になると、同じ年度にもかかわらず通学者数は663万人にまで減少しています。

いずれにせよ、この特定の月のニート人口の増加は、季節的な要因によるものと考えていいでしょう。

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