勉強と就職活動、どちらが大事

私の出身学部(経済学部)では昔、卒業論文を必修とするべきかどうかについて、教授会で議論があったそうです。

後に私のゼミの指導教官となる先生は、卒論の必修化に大反対だったそうです。

「学生が就職活動で忙しい時に、卒論なんてやってる場合なのか」

しかし、結局卒論は必修化されました。私が学部にいた頃は、卒論を提出し、一定の評価を得なければ卒業はできませんでした。

こうした経緯があってか、私のゼミの先生は、卒論の採点基準が甘かったように思います。卒論に力を入れるなとは言わないけれども、就職活動に支障が出ると困るから、ほどほどでも良い、ということなのでしょう。

* * * * * * * * * *

このように、私のゼミの先生は、他の先生と比べて、アカデミックな勉強よりも就職を重視する傾向がややありました。

私はアカデミックな勉強も大事にするタイプで、先生とは考えが違うと感じていました。もちろん、卒論にも力を入れました。しかし、このような学生生活を送っているうちに、就職に失敗してしまったのです。

勉強に力を入れたことが、私の就職の失敗の全ての原因とは思いませんが、もしかしたら一因ではあったのかもしれません。

勉強と就職、これらの優先順位をどうするべきかは難しい問題です。経済学部生は、いくら優をたくさん揃えても、あるいは素晴らしい卒論を書いても、一般に就職には大して有利になりません。勉強を優先して就職に失敗するなど本末転倒なのか、逆に、就職活動に力を入れる余り大学の勉強に手を抜く方が本末転倒なのか。大学生ならばやはり両立するべきなのかもしれませんが、特に私が経験したような就職氷河期の場合はどうなのでしょうか。

なお、私は、自分が所属していたゼミの中でも最も卒論に精力的に取り組んだという自負がありますが、先生からいただいた卒論の評価はゼミ生中最低でした。もし私が、他のゼミ生と同じように卒論をほどほどにして就職活動を優先したら、就職以前に卒業ができなかったようにも思えます。実に要領が悪いです。私のゼミ以外の学生の多くは、卒論も就職も両立しているようにも見えました。

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