家と学校以外の活動範囲

自分が病気かどうか診断を受けるために、心療内科に行ったことがあります。ひきこもりには、統合失調症やうつ、発達障害が背景にある場合があります。自己診断ではなく、一度専門家に診断を受けてみようという考えからです。

そのとき、医師といろいろお話をしたのですが、その中で次のようなことを聞かれました。

「習い事か何かに通ったりはしてた?」

私の、過去から現在に至るまでの、家と学校以外の活動範囲を尋ねようとしたのでしょう。

私は小学3年生までは、習い事に通ったり、友達と遊んだり、近所の人と交わったりするなど、家と学校以外の場でも活発に活動していました。

転機となったのは小学4年生の頃、父が働けなくなり、転校して生活が一変したことです。収入が減ったためか、習い事には通わせてもらえなくなりました。また、転校をきっかけに情緒障害にかかったこともあって、ますます友達ができなくなり、放課後に友達と外出することもなくなりました。近所の人との交流も途絶えました。こうして、ほとんど家と学校の間を往復するだけの毎日が、大学卒業後まで続くことになります。大学時代の私は、樋口康彦氏が言う「準ひきこもり」に似てはいます。

もっとも、家と学校を往復するだけという若者はさほど珍しくなく、家と学校以外の活動場所がない、あるいは少ないからといって、それが必ずしもひきこもりに結びつくとも思えません。

ひきこもりデイケアに参加して、同年代のカウンセラーのお話を聞いていると、みなさん私の知らないことを色々知っているなと感心させられます。それは、カウンセラーと私の、活動範囲の差から来るものかもしれません。活動範囲が狭いと、周囲の話題についていけないことも多いです。

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