楽しいセカンドライフが…

「空の巣症候群」(empty nest syndrome)という言葉があります。

■ 空の巣症候群とは何か

一ノ渡尚道氏の『よくわかる!「うつ」』という本に、空の巣症候群の分かりやすい説明があります。

『よくわかる!「うつ」』による、空の巣症候群の説明(Google ブック検索)
(新しいウィンドウで開く)

要するに、子どもが巣立つことにより、母親の心に穴が開いて、うつなどになってしまうことのようです。

■ 実際には、親が巣立つと、両親の結婚満足度が上昇する?

ところが、19日に New York Times(電子版)に掲載された記事 "Your Nest Is Empty? Enjoy Each Other" には、空の巣症候群について、こんなことが書かれてありました。

子供が巣立った後、ほとんどの親は、より大きな自由や軽くなった責任を楽しんでいるというのです。大多数の女性は、子供が巣立った後に結婚満足度が上昇することが、カリフォルニア大学の研究グループの調査により分かったそうです。

■ 楽しいセカンドライフを過ごすはずのところが…

空の巣症候群を示す母親は実は一部であって、大抵は子供が巣立つと夫婦生活がより充実し、幸福なセカンドライフを送るのではないか、と私はNYTの記事を読んで解釈しました。あるいは、空の巣症候群は一時的に見られるものであって、その後治って、幸せな生活を送る母親も多いのかもしれない、とも考えました。ただし、NYTの記事は、あくまでアメリカにおける結婚の研究をもとに書かれたものであることに注意を要します。

私がニート、ひきこもりであり続けることによって、本来楽しいセカンドライフを過ごすはずの親が、不幸な生活を送っているのではないか、と改めて考えてしまいます。

■ 母子家庭はどうか

あと、NYTの記事は、あくまで母親に夫がいることを前提としたものです。母子家庭の場合、子供が親元を離れると母は一人きりになってしまいますが、このような状況でも母の満足度が上がるのかどうか、それは分かりません。

なお、我が家も母子家庭ですが、私の母は、たとえ私が就職するときでも、親元を離れないよう私に伝えています。母子家庭であること以外にも、我が家には複雑な事情があり、私のような者でも、親元を離れると難しいことになるからです。私が自立し、しかし親元は離れない。これが、私の母親にとって、家庭面では、一番幸福につながる道なのでしょう。

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