親より長生きできるのか

長期間親に依存しながらひきこもり生活を送っている人は、親が亡くなった後どうなるのだろうという話をときどき耳にします。

これは、ひきこもりの人よりも、その親の方が早く亡くなるということが当然前提になっています。親の方が20~30年早く生まれているわけですから、もっともな話です。

ですが、その親よりも早く亡くなってしまうひきこもりの人も、もしかしたら結構出てくるのではないかとも私には思えます。

根拠というには弱いですが、次のことが頭に浮かびます。

まず、ひきこもり生活は、身体に悪いです。例えば、運動不足になりやすいです。ひきこもり生活は、高齢者であれば、生活不活発病(廃用症候群)になってもおかしくなさそうな生活です。また、昼夜逆転生活や、日光にあまり当たらないなど、そうしたことを長年続けていると、これもやはり健康には悪そうです。

にもかかわらず、ひきこもっている人のうち、健康診断を受けている人は、いったいどれだけいるのだろうかと思います。中には、重い病気が進行しているにもかかわらず、健康診断を受けていないため気づかなかったり、外に出られない等の理由で放置したりしている人もいるのではないかと思います。実際、ひきこもっている間に末期腎不全にかかり、その後も治療に拒否的態度をとり続けたため、死に至った31歳男性の例が報告されています。

「末期腎不全から救命不能であった引きこもり成人の一例」
(新しいウィンドウで開く)
↑ 国立情報学研究所のサービスです。

健康ブームの今日、ひきこもり者の親の中にも、健康維持に強い関心を持つ人が多くいてもおかしくありません。一方、長期間ひきこもっている人の中には、健康維持に後ろ向きな態度をとっている人もいるような気がします。つまり、「自分なんて、長生きしてもしょうがない」ということです。

ひきこもり者の親が亡くなったとき、ひきこもり者は40~60代あたりでしょうか。上のような不健康な生活を続けると、この年齢になる頃には既に亡くなっている人も多いかもしれないと私には思えます。

このほか、ひきこもり生活は、精神衛生面でも良くなさそうです。事実かどうか知りませんが、ひきこもりからうつに移行する例が少なくないとも聞きます。こうなると、今度は自殺のリスクが高まります。

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