ひきこもりデイケアで、遊んでますが…

「私はこれまで、『遊び』というのを、あまり経験してこなかったので…」

私がひきこもりデイケアに最初に参加したときの、自己紹介です。

どうして「遊び」がどうこうという話をしたのかと言うと、ひきこもりデイケアの活動内容が、「遊び」に近いものだったからです。主催者側によると、ひきこもりデイケアの目的は、人と接することの楽しさを知ってもらい、自信をつけてもらうことなのだそうで[注1]、そうした活動内容になるはずです。[注2]

今にして思えば、このような自己紹介、するべきではありませんでした。「遊びをあまり知らない人なんて…」と気味悪く思われかねません。コミュニケーション能力がろくになかった当時の私は、このような判断もつかなかったようです。

なお、それまでの私は遊ばずに何をしていたのかというと、一人で勉強ばかりしていたのでした(そのわりに、学力が全然ないのですが…)。こう書くと、「勉強ばかりしていると、ひきこもりやニートになるのか」「受験戦争が、勉強以外何もできない社会性が未熟な若者を生み、ひきこもりやニート化につながった(※私は「ゆとり教育」世代ではありません)」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、私のようなタイプのひきこもり者は、少なくとも私が参加するひきこもりデイケアではそうはいません。

ひきこもりデイケアでは、私はただ漫然と遊んでいたわけではなく、遊びを通じて、一人で勉強するだけでは身につかないコミュニケーション能力を身につける場として活用していました。デイケアメンバーとカラオケに行ったのも、カラオケが全くできないようでは社会に出たとき困るのではないかという真面目な問題意識からだったのですが、傍から見ていた親には全く理解されず、軽蔑されてしまいました。

[注1] とある資料にそう書かれてあったのを見たことがあるのですが、記憶が不確かで、細かいところ間違いがあるかもしれません。

[注2] もっとも、主催者側の狙いとは別に、仕事について話し合ったり、時に就労支援施設に行ったりと、そうした動きも参加者の間で自然に出てくる場です。

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◇ 社会適応のためにカラオケ(新しいウィンドウで開く)

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