対人恐怖症をいかにして克服したか

私はかつて対人恐怖症で、社会生活に支障が出ていました(といっても、医師から対人恐怖症の診断を受けたわけではないのですが)。近年その克服に成功したので、その経験について書いてみようと思います。私は専門家ではありませんし、私の経験なんて皆様の参考になるのかなとも思うのですが、一度ぐらいはこういうエントリーを書いてもよいだろと考え、そうしてみることにしました。

■ 私と対人恐怖症

私の対人恐怖症は、場面緘黙症とともにありました。場面緘黙症になると同時に対人恐怖症になり、場面緘黙症が治ると同時に対人恐怖症も治ったのです。また、対人恐怖症となった場面も、学校など家以外に限られていました。

場面緘黙症は主に子どもの情緒障害で、特に学校など家以外の場所で話せなくなるというものです。場面緘黙症には不安が強く関与していることが研究の結果明らかになっています。特に社会恐怖症(社会不安障害)を合併している子の割合が非常に多いです。詳しくは、姉妹サイト「場面緘黙症Journal」をご覧下さい。

場面緘黙症Journal
(新しいウィンドウで開く)

不安と関係が深い場面緘黙症を持っていた私が対人恐怖症を合併するのは、無理もないことだったのかもしれません。

◇ 対人恐怖症の経緯

私が対人恐怖症になったのは小学4年の頃、転校がきっかけでした。

治ったのは、大学卒業後、ひきこもりデイケアに通い始めた頃です。といっても、デイケアに参加して急に治ったわけではありません。小学校、中学校、高校、大学…と長い年月をかけて、少しずつ治っていったわけです。

◇ どうして対人恐怖症が治ったか

ではどうして治ったのかというと、これがいまだによく分かりません。特別な治療を受けたわけでもありません。ですが、私なりに、次の3つの原因を考えています。

● 自然に治った
● 周囲の人が不安を助長しないように特別な配慮をした
● 不安な場面に敢えて身をさらす努力を続けた

最後の一つは、行動療法で言うところの「暴露療法」「エクスポージャー」に通じるのかな、と思います。

決定的だったのは、ひきこもりデイケアに参加して、自分のありのままを自己開示したことではないかと思っています。ひきこもりデイケアは、心理カウンセラーも同席する保護された環境で行われており、よほどひどいことをしない限り、批難されることはないことになっています。そこで、思い切って自己開示してみたところ、受け止めてもらえました。「ありのままの自分をさらけ出していいんだ」こう感じたことが決定打となり、それまでの、対人恐怖症が治るまであと一歩という段階を越えることができたのでした(と私は思っています)。

それにしても、もっと早めにもっと積極的な対応をとれば、これだけ対人恐怖症が長びくことはなかったのではないかとも思います。

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