新しい地でやり直す

ずいぶん前に、私と一緒にひきこもりデイケアに参加していた親しい人が、大学に入り直したことがありました。その決意は素晴らしかったと思いますし、あの環境から、あの難易度の大学に合格できたのも立派だったと思います。

気になったのは、その人が入り直した大学は、地元から遠く離れた、縁もゆかりもない地方にある大学だったことです。どうしてあの大学に、と不思議に思いました。

もしかすると、自分の関心があることが勉強できる大学を探したところ、それがたまたま、その地方大学だったのかもしれません。

■ 新たな地で人生をやり直す

いや、ひょっとすると、新しい地で人生をやり直そうという狙いがあったのかもしれません。新しい地にはしがらみがありません。頼りになる親や知人・友人が誰もいない地で暮らすことは、背水の陣を敷くことにもなります。

また、その人は、ひきこもり時代に親に依存していたため、かえって親元を離れたいという思いが強かったのかもしれません。はたまた、封建的で暗く、ジメジメした地元の土地柄(良く言えば、コミュニティが残存していて、雨の恵があるということなのですが)が、自分には合わないとして避けたのかもしれません。

新しい地でやり直すと言っても、全くのゼロからやり直せるわけではありません。ひきこもっていた期間が無駄だったかどうかについては議論の分かれるところですが、どちらにしても、その期間をなかったことにすることはできません。大学に入り直すと、同学年には自分よりも若い人ばかりのはずです。しかし、これは新しい地ではなく、地元でやり直しても同じことです。

いったいどういう意図で遠く離れた地方の大学に進学したのかは分かりませんが、何にしても、思い切って新しい地でやり直すというのも一つの方法だろうと考えさせられました。

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