自己表現の本『アサーショントレーニング』

アサーショントレーニング―さわやかな「自己表現」のためにコミュニケーション・スキルを高めることが一つの課題の私ですが、先日、日本・精神技術研究所から出ている、平木典子著(1993)『アサーショントレーニング』 という本を知りました。自己表現に関する本のようです。

Amazon.co.jp のカスタマー・レビューで評価が高いので、私も読んでみることにしました。私が買った本には、「2009年4月10日 第二十刷発行」とあり、もしかするとロングセラーなのかもしれません。

本を読んで感じたことですが、このアサーションの考え方、今のところ私には馴染まないと感じました(本の内容が悪いとは思わないのですが)。

例えば、私は、子として自分の親には敬意を払うべきで、親に対して口答えはするべきではないと考えています。たとえ言論の自由があるとしても、それとこれとは別問題だろうと考えています。しかし、著者によると、これはどうも「おとなが子どもを自分の考え通りに動かすための操作的な理屈」であり、「考え方がアサーティブでない」(41ページ)らしいです。これは私には受け入れがたいです。

そもそも、アサーションの原点である「アサーション権」の第1「私たちは、誰からも尊重され、大切にしてもらう権利がある」(59ページ)が、私には分かりません。人権とか権利とか、私達にそうしたものがあることに異論を挟むつもりはありませんが、あまりそういうことを意識したり主張したりする姿勢には、私はどうしても違和感を感じてしまいます。

もしかしたら私はアサーションを誤解しているのかもしれませんが、少なくとも今の私には合わないと思いました。ただ、こんなことを言っているからコミュニケーションがいつまでたってもうまくいかないのかもしれないとも思います。

とはいえ、各論の、具体的なコミュニケーションの方法(主に本の後半部分)については、大いに勉強になるところもありました。

こういう次第で、この本、今のところ私には受け入れがたいと感じたのですが、一般の評判は良いらしいので、自己表現で悩んでいる方は、手にとってみるのも良いかもしれません。

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