対人志向・勉学志向と就職

今朝(2009年7月20日)の『日本経済新聞』19面「就職に有利な学生は… 対人関係・勉学 意識高く」(下村英雄氏著)は興味深かったです。

対人志向が高い・勉学志向が高い-本命企業内定
対人志向が高い・勉学志向が低い-本命企業以外内定
対人志向が低い・勉学志向が高い-大学院、公務員、教員等受験
対人志向が高い低い・勉学志向が低い-未内定・就職放棄

等の調査結果から、キャリア教育について考察が行われた記事です。

この記事のもとは、おそらく電通育英会ウェブサイトで公開されている「大学生のキャリア意識調査2007追跡」の調査結果で、これはインターネット上で無料・登録等不要で見ることができます。

著者は、試験組の対人志向の低さを問題視し、「将来、研究者、公務員、教員のどの職業に就くとしても、対人志向は高い方が望ましい」と述べています。私もそうだろうと思います。ただ、こうした試験を受けた人の全てが合格して進路を決めることができるわけではありません。対人志向が低いまま民間企業への転向を余儀なくされた層は、就職活動に苦戦を強いられることが予想されます。そうしたことを考えても、やはり対人志向は高い方が望ましいだろうと思います(最初から試験に落ちることを考えるのはよくないかもしれませんが)。そうなると、受験勉強と対人関係の両立が課題になってきます。

また、著者は、「大学生にとって、勉強に打ち込み、友達をつくる以上に簡単なことはない」と述べ、「学生時代のちょっとした決心から輝かしい未来が開かれる」云々と述べています。一般の学生については、そうなのかもしれません。しかし、勉強はともかく、友達をつくるとなると、対人志向の低い学生の中には、このことが至難の業という者も少なくないのではないかと思います。こうした者にとって、輝かしい未来を開くには、「ちょっとした決心」どころではすみません。

それにしても、このような記事を見ると、私などは、就職活動を有利に進める目的で友達作りをするべきか否かといった問題が、再び頭をよぎります(もう私は学生ではないのですが)。

なお、私の学生時代は、対人志向はほぼゼロだったのに対し、勉学志向は顕著に高かったです。こうした学生を、この調査は「受験組」と分類していますが、私は大学院や公務員試験の受験を考えていたわけではありませんでした。私はこの4分類には当てはまらない学生だったのだろうと思います。

[訂正]

「対人志向が高い・勉学志向が低い-未内定・就職放棄」は、「対人志向が低い・勉学志向が低い-未内定・就職放棄」の誤りでした。(2009年7月24日)

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