働く意思はあるが、求職活動はしない理由

無職だけど求職活動をしていない人がいると言うと、「この人、働く意思がないんだ」と思う人も少なくないことでしょう。

ところが、世の中には、働く意思はあるものの、何らかの理由で求職活動をしていない人がいます。

一体どういった理由で求職活動をしていないのでしょうか。ちょうど総務省統計局が、求職活動をしない理由を想定し、その理由別に非労働力人口を発表していますので、その政府統計が想定した理由を見てみることにしましょう。

■ 総務省「労働力調査」が想定する理由

総務省統計局「労働力調査」は、次のような理由を想定しています。

○ 適当な仕事がありそうにない(近くに仕事がありそうにない/自分の知識・能力にあう仕事がありそうにない/勤務時間・賃金などが希望にあう仕事がありそうにない/今の景気や季節では仕事がありそうにない/その他)

○ 家事・育児のため仕事が続けられそうにない

○ 健康上の理由

○ その他

■ 米国労働省労働統計局が想定する理由

アメリカの Bureau of Labour Statistics(労働省労働統計局)が想定する理由も挙げておきます。

○ 就職の見通しによる求職意欲喪失(仕事がありそうにない/仕事を探すことができなかった/教育や訓練が足りない/雇用主が自分を若すぎるないし年を取りすぎていると考えている/その他の差別的待遇)

○ その他の理由による求職意欲喪失(通学や家族的責任/健康問題/交通手段の問題)

■ ニートとの関係

たとえ働く意思を持っていても、15~34才の若者で、家事・通学以外の理由で求職活動を行っていなければ、厚生労働省『労働経済の分析』では「若年無業者」(平たく言えばニート)として扱われ、その数が推計されます。この厚労省によるニート人口推計は、メディアなどを通じて広く引用・転載されています。もちろん、働く意思がないため求職活動を行っていない15~34才の若者も、同様に「若年無業者」として推計されます。

厚労省の統計にあらわれるニートには、このように、様々な理由で求職活動を行っていない人も含まれています。

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