「どうやって、ここに来られましたか?」

私がひきこもりの支援施設を最初に訪れたとき、心理士と面接をしたのですが、そこでこんな質問を受けました。

「どうやって、ここに来られましたか?」

私はこの質問には、実は深い深い意味があるではないかと、にらみました。心理士は、この何気ない質問を通して、私のひきこもりの程度を知るための手がかりを得ようとされたのではないかと思ったのです。

○ 公共交通機関を利用できるかどうか

上の問いに、「公共交通機関を利用してきました」という場合、心理士は、私は公共交通機関を利用できることが分かります。

ひきこもりの程度が重い人だと、電車、バスなど多くの人が利用する移動手段には躊躇するかもしれません。

○ 車を運転できるかどうか

また、「車で来ました(家族の人に送ってもらってではなく)」と答えた場合、心理士は、私は車を運転できることが分かります。

少なくとも私の周りでは、普通自動車(一種)の運転免許を持っていないひきこもり経験者がわりといます。おそらく多くの若者は18歳~20代前半あたりに免許を取るのでしょうが、その期間にひきこもっていたり、集団の中に入っていけなかったりすると、免許は取りにくいです。

たとえ免許を持っていても、長い間ひきこもっているとペーパードライバー化してしまいます。日常的にある程度運転して外出を経験している人でなければ、ひきこもり支援施設に自分で運転して行くことはなかなかできません。

* * * * * * * * * *

このように、「どうやって、ここに来られましたか?」という質問一つで、私のひきこもりの程度を知る手がかりを得ることができるわけです。

とはいえ、もしかするとこれは私の考えすぎで、心理士にはそこまで深い考えはなかったのかもしれません。私は長いひきこもり生活から久しぶりに外出したため、人の言動に、極端に鋭敏になっていただけのような気もします。

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