知的好奇心が持てない

ひきこもり、ニート等の人を対象とした支援施設に行くと、待ち時間が出てしまうことがあります。その待ち時間を何もせずに過ごしている人を見かけることがあります。

私は待ち時間が出たときのために、いつも本を持ち歩いています。私がひきこもり、ニートであるにもかかわらず本を持っているのは、ウェブサイト運営で、わずかではありますが収入を得ているという特殊事情があります。

あるとき、待ち時間中に読書をしていたところ、施設職員に「何を読んでいらっしゃるんですか?」と声を掛けられました。それから、私の読書の習慣にまで話が及んだのですが、その中で、職員がこのようなことをおっしゃったのが印象的でした。



「富条さんが本を読んでいらっしゃるということは、知的好奇心があるということです。知的好奇心があるということはお元気な証拠です。ひきこもりが重いと、そうした知的好奇心すら持てない方がいらっしゃるんですよ」



職員がおっしゃったのは、うつ病の話なのか、うつ病とまではいかなくても、長期ひきこもりにより精神的に何か問題が出た場合の話なのか、それともまた別の話なのか、このあたりはよく分かりません。

比較的健康的な人からすれば、読書や勉強ができるのは当たり前のことなので、それすらしようとせずにひきこもっている人は、怠けているだけとしか思えないかもしれません。ただ、本当に本人は怠けているだけなのか、本人の視点に立って考えるとどうなのか、そのあたりのところを改めて考えるきっかけになりました。

ちなみに、そのとき私が読んでいた本は『市場を創る』という、アメリカの経済学者が書いた本でした。市場といっても、市場万能論でも市場悪玉論でもなく、プラグマティックな、制度設計の本です。

スポンサーリンク

トラックバック

URL :

最近の記事
カテゴリー
カレンダー(月別)
05 ≪│2017/06│≫ 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
RSSフィード
本など
「ニート」って言うな! (光文社新書)

若年者就業の経済学
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
心と身体
116位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
6位
アクセスランキングを見る>>
リンク
このサイトについて

このサイトはリンクフリーです。張るのも剥がすのもご自由になさってください。相互リンクは現在募集しておりません。

携帯用アドレスを取得されたい方は、「こちら」をクリックしてください。

このブログのリンク先のご利用につきましては、ご自身の責任のもとでお願いします。なお、本等のリンクについては、Amazon.co.jpのアフィリエイトプログラムを導入しています。

なお、「富条」はハンドルネームです。本名は全く違う名前です。

メールは nhjournal77@yahoo.co.jp まで。