うつ病・躁うつ病と、その国の豊かさの関係

うつ病は途上国には少ないという話を聞くことがあります。

そして、先進国はストレスが多いからうつ病になりやすいとか、途上国の人は毎日食べていくだけで精一杯の生活をしているからうつ病にはならないとか、もっともらしい理由付けが行われることがあります。

ところが、一昨年、うつ病は途上国でもあるという英字新聞の記事を読み、いったい何が正しいのか私には分からなくなっていました。

◇ うつ病、実は発展途上国にも多い?
新しいウィンドウで開く

* * * * * * * * * *

これに対する一つの答えを見つけました。「社会実情データ図録」の「うつ病・躁うつ病の国際比較」です。

★ うつ病・躁うつ病の国際比較
新しいウィンドウで開く

↓ DALY値についての分かりやすい説明はこちら。

◇ 寿命・健康ロスの大きな病気・傷害(DALY値)
新しいウィンドウで開く

この資料によると、うつ病・躁うつ病による健康被害(絶対水準)と、その国の豊かさ(ここでは1人あたりGDP)の間には、相関関係が認められません。バングラデシュやネパールなどは、国連が Least Developed Countries (最貧国)としてリストしている国ですが、うつ病・躁うつ病による健康被害は、日本の倍以上です。

これにより、上記ページにもあるような、豊かな国はストレスが多いからうつが多いという理解はもちろんのこと、貧しい国は食べていくだけで精一杯でうつ病になる暇などないといった理解にも疑問符がつきます。よく言われるうつ病は贅沢病というのも、やはり間違いのように思えてきます。

ですが、疑り深い私はもう少し他に統計データを見てみないと完全には納得できません。うつ病単体の資料も見てみたいです。機会があればまた調べてみます。

スポンサーリンク

トラックバック

URL :

最近の記事
カテゴリー
カレンダー(月別)
09 ≪│2017/10│≫ 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
RSSフィード
本など
「ニート」って言うな! (光文社新書)

若年者就業の経済学
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
心と身体
161位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
12位
アクセスランキングを見る>>
リンク
このサイトについて

このサイトはリンクフリーです。張るのも剥がすのもご自由になさってください。相互リンクは現在募集しておりません。

携帯用アドレスを取得されたい方は、「こちら」をクリックしてください。

このブログのリンク先のご利用につきましては、ご自身の責任のもとでお願いします。なお、本等のリンクについては、Amazon.co.jpのアフィリエイトプログラムを導入しています。

なお、「富条」はハンドルネームです。本名は全く違う名前です。

メールは nhjournal77@yahoo.co.jp まで。