どういう勉強をしていたら、ひきこもりにならなかったか

NPO法人「育て上げ」ネットの工藤啓理事長は、ひきこもりやニートになった若者たちに、中学校や高校時代にどういう勉強をしていたらそうならなかったと思うか尋ね、プログラムにしているそうです(平成22年3月24日に行われた、子ども・若者育成支援に関するワーキングチーム会合(第7回)の工藤氏の発言より)。

そこで私も、中高時代にどういう勉強をしていたら今の状態にならなかったか、考えてみました。

具体的にこのように勉強すればひきこもり、ニートにならなかったというものは思い浮かばないのですが、全般的に、私が場面緘黙症であることがより考慮された指導を受けることができたら、もしかしたら変わっていたのではないかと思うことはあります(場面緘黙症については、姉妹サイト「場面緘黙症Journal」参照。情緒障害とか不安障害などと言われる)。

少し違った言い方をすると、普通学級で学校生活を送るには困難があるけれども、特別支援学級で過ごすには合わない、さらには、一般枠での就労は難しいけれども、では障害者枠での就労が適しているかというとそれも少し違う、そういういわば健常者と障害者の間の中間的な位置にいる生徒を念頭に置いた学習指導、進路指導が行われていたら、と思います。難しいかもしれませんが。

実際のところ、場面緘黙症の児童生徒は、学校教育法施行規則により、特別支援教育を受けることもできます。ただ、普通学級に在籍して学校不適応を起こしている児童生徒は多いです。また、伊達木せい氏は、かつて「法的助成の対象とならない障害者」として場面緘黙症を含む様々な(広義の)障害者を挙げ、「これらの法的助成の対象となる障害者の範囲には含まれていないが、就職や職業の継続の面で大きな困難に直面している何らかの障害を有する者が、少なからぬ数にのぼっている」と指摘しています(伊達木, 1996)。


以上、なにやらとても我がままなことを言ってしまったような気がしますし、現在の自分の状況を学校教育や緘黙のせいにしているようでもありますが、ともあれ、これが問題への答えです。

[文献]

◇ 伊達木せい(1996)「職業的困難度からみた障害者問題」『リハビリテーション研究』86, 33-39.http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/rehab/r085/r085_021.html

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