ひきこもりで、精神障害が背景にある可能性

ひきこもりで、案外軽視されがちと感じるのは、何らかの精神障害が背景にある可能性です。

例えば、統合失調症によりひきこもりがちになってしまう人がいれば、うつ病が原因でひきこもる人もいます。「人と付き合うのが苦手」と訴えるひきこもりの人の場合、家族や本人は気づいていないものの、実は発達障害が背景にあることもあります。厚生労働省が今年5月に発表した「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」は、このほか、「ひきこもりと関係の深い精神障害とその特徴」として様々な精神障害を挙げています(もちろん、こうした精神障害を持っていないひきこもりの人もいるでしょう)。

こうした精神障害があるかどうかを検討しないまま、例えば精神論で問題を解決しようとしたりするのは、合理的ではありません。実際、そうした解決策をとろうとしたり、助言したりする例をときどき見聞きします。「ガイドライン」は、近藤直司氏らの研究を引用して、精神疾患と支援方針に基づくひきこもりの三分類を示し、ひきこもり者本人がどういった精神障害を持っているかによって支援の方略が違ってくることを示していますが、こちらの方が合理的に思えます。

ともあれ、ひきこもっている人がいたら、本人が好きでひきこもっているのであればともかく、まずは何らかの精神障害、特に統合失調症の可能性を考えるべきです。それによって、同じひきこもりといっても随分と違ってきます。専門家であれば、精神障害の有無が判断できる場合があります。また、何らかの精神障害があった場合、その障害に応じた専門的な対応がなされる場合があります。

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