ひきこもりの人の気持ち、私も必ずしも分からない

私は自分でひきこもりを名乗り、ひきこもりの人等を対象とした支援施設にも通ってきました。こんな私が妙なことを言うようですが、ひきこもりの人の気持ちは私も分かるとは言い切れません。

もともと私は、「○○の人の気持ちが分かる」とか「あなたの気持ちはよく分かる」とか、そうしたことは簡単には言わないようにしています。そこを割り引いても、ひきこもりの人の気持ちは必ずしも分かるとは言えません。

というのも、私が実際にお会いしたり、ネット上で出会ったりしたひきこもりの人の気持ちが実に多様だったからです。これはおそらく、彼ら彼女らの背景が様々だったからでしょう。、例えばひきこもり状態の重さ軽さ、ひきこもりに至るまでの経緯、ひきこもってからの経験、どういった精神疾患を持っているか(持っていない人もいる)等といったことは、人それぞれです。

ひきこもりの実態調査で時々目にする「ひきこもり親和群」というものが、よく分からないのもこのためです。例えば内閣府の調査の場合、「家や自室に閉じこもっていて外に出ない人たちの気持ちがわかる」等の質問項目に「はい」「どちらかといえばはい」と答えるなどすれば、ひきこもり親和群とみなされます。ですが、ひきこもってばかりの人の気持ちなど、当事者の私にすら分かるとは言い切れません。また、「自分も、家や自室に閉じこもりたいと思うことがある」という質問項目もありますが、何もひきこもりの人は、ひきこもりたくてひきこもっている人ばかりでもないのに、とつい考えてしまいます。

このブログも、あくまで一人のひきこもり者が思うところを書いているものであって、全てのひきこもりの人の気持ちを代表したものだとか、そうした大それたものではありません。ひきこもりの人の気持ち、考えは、もっと多様です。

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