ひきこもり、ニート関連施設の長期滞留者

私は、ひきこもり、ニート等の人を対象とした支援施設の長期滞留者です。こうした長期滞留者は私だけではないのですが、それにしても、どうしてこのようになかなか卒業できない者が出てくるのでしょうか。

もしかすると、長く施設に留まってじっくり準備をしてからでないと、社会には出て行けない人もいるということかもしれません。

ですが、不必要に通所期間が長い人もいるかもしれません。平成15年に出た厚生労働省の「『ひきこもり』対応ガイドライン」では、ひきこもり者本人との面接が長期化するケースについて考えられる原因が挙げられており、参考になります。具体的には、本人が抱いている社会や他者に対する軽蔑、「やろうと思えば、いつだって、何だってやれる」「一発逆転のウルトラCがあるはず」といった万能的な感覚そのほかです。

↓ ガイドライン。厚労省HPへのリンクです。ページ最下部「変化を阻む“心のクセ”について」参照。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2003/07/tp0728-1e1.html
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最近ある人から聞いたのは、「施設に通うだけで満足」する人がいる可能性です。これに対して私には、施設に通うことがそんなに満足できることだろうか、いくら施設に通っても無職という境遇には変わりがないではないかという思いもないではありません。ですが、施設に通うことで、自分は社会参加のための活動に参加しているという一定の満足感を感じる人もいるかもしれないとは思います。

以上は本人の側に原因を求めるものでした。ですが、施設を卒業しようにも、その後の受け入れ先がないということも原因の一つとして考えられます。

ひきこもりの人に施設に通ってもらいけれども、なかなかそのようにはいかないと苦労していらっしゃる親御さんや支援者の方に私は何度もお会いしたことがあります。ですが、施設に通い出したら通い出したで、今度はその先の進路が決まらない人も中にはいます。難しいものです。

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