控えめな人にも体験の場を

■ 学校での体験型学習

小中学生の頃、私にとって苦痛だったことの一つは、修学旅行や合宿といった特別活動、特に学校行事でした。極端に引っ込み思案で、まともに口すらきくことのできなかった私は、こうした体験型の活動をすこぶる苦手としていたためでした。クラスメイトの多くは、学校行事があるというと大喜びしていたのに、変わった子供です。

学校行事の目的の一つは、ちょっとした「人に揉まれる」体験を通じて、将来社会に出たときに人と交わっていく力を育くむことにあったのだろうと思います。人と関われない私にとっては、コミュニケーションを学ぶ重要な時間だったはずです。

ですが、学校行事での私は、積極的に集団活動に入っていくことができず、ほとんど何も学ばないまま行事を終えてしまうことが常でした。情けない話です。周りの児童生徒を見ていると、もともとコミュニケーションに長けた人ほど学校行事でも活躍し、多くを学んでいる様子でした。彼ら彼女らとの差は開くばかりでした。

■ ひきこもり支援施設での体験活動

現在、ひきこもりとなった私は、支援施設で様々な体験活動を経験しています。さながら、小中学校時代の特別活動の時間をやり直している感じです。

施設では様々な人を見かけますが、私以上に控えめな人もたくさんいらっしゃいます。ひきこもりの人には、こうした人が多いのでしょうか。体験活動では、一部の活発な人が目立つと、こうした大人しいタイプの人が活躍する場が失われてしまいがちです。自らの子供時代を思い返し、こうした施設では私など一部の者が出しゃばるのではなく、周囲の人にも配慮して、他の人にも体験の場を保障しなければならないと考えることがあります。

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