誰かが仕事に就くことにより、新たな雇用が生まれるかも

女性が働き出すようになると、代わりに失業する男性が増える--かつてこうした主張があったという話を、英語圏の新聞雑誌等で読んだことがあります。

確かに、そうかもしれません。

ですが、女性が働き、さらにそのことによって得た所得を消費に回すなどすることによって、経済が拡大し、さらに新たな雇用が生まれる可能性もあります。

それに、女性も男性も、労働力としては必ずしも均質なものではありません。女性は男性に取って代わるのではなく、男性が就きにくい仕事に就く可能性もあります。

■ 労働塊の誤謬(lump of labour fallacy)

冒頭の主張は、そもそもある経済(例えば日本経済)に存在する仕事の総量は固定していて、増えたり減ったりすることはないという前提に立っています。なので、女性が仕事をし出すと代わりに男性が……という理屈になるのです。

これは「労働塊の誤謬」(lump of labour fallacy)と呼ばれるものの一例で、経済学ではこれは間違いであると考えます。この言葉を日本語圏のウェブサイトで検索しても、つい最近までなかなかヒットしなかったのですが、最近では Wikipedia 日本語版にもこの項目が載るなど、情報が増えてきています。

↓ Wikipedie へのリンクです。常に批判的に読みたいものです(このブログもそうですが)。

「労働塊の誤謬」新しいウィンドウで開く

■ ひきこもりが働くと、他の誰かの職を奪うか

ひきこもりの人が働き出すと、確かに、他の誰かの職を奪う結果になるかもしれません。ですが、経済が拡大し、新たな雇用を生む可能性だってあります。

自分が仕事に就くことで、誰かが働けなくなる……ということが気になるひきこもりの人には、このこともお伝えしたいです。

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