精神保健福祉センター利用の障害?

精神保健福祉センターをひきこもり当事者が利用しようとしたところ、親の反対にあったという話をまれに聞くことがあります。なぜ反対されたのかというと、その親は心の問題を抱えている人に偏見を持っていて、自分の家族がそうしたメンタルヘルスにかかわる施設に通所することを快く思わなかったからだというのです。偏見により施設の利用が滞る、こうしたことがもし広まっていれば困った問題です。

精保センターは、ひきこもり支援を担う代表的な公的機関の一つです。精神保健福祉法に基づいて、各都道府県と政令指定都市に設置されています。地域によっては「こころの健康センター」など別の名称で運営されていることがあります。

ただ、この精保センターは、ひきこもり支援のみを行っているわけではありません。例えば、統合失調症やうつ病など精神保健福祉に関わる様々な業務を担っています。ですから、心の問題に偏見を持っている親だと、確かに家族からこうした所に通う者が出てくるのは耐え難いことかもしれません。

また、たとえ親が偏見を持っていなくても、世間の目を気にするかもしれません。これにより、通所に反対する親がいても不思議ではありません。

もちろん、親だけでなく、ひきこもり当事者にも、もしかしたら同じ理由で施設に通うことに抵抗を感じる人がいるかもしれません。

全ての親や当事者が、こうした人たちではありません。ですが、このような偏見によって精保センターの利用を渋る人がもし多いとすれば、残念なことです(実際、どのぐらいの人がそうなのかは分からないのですが)。下手をすると、ひきこもりの長期化の一因になっているかもしれません。精保センターの支援があれば、脱ひきこもりの手がかりがつかめる人もいるかもしれないのです。

[追記]

精保センターは、ひきこもっている本人ではなく、親が最初に来談する場合もあります。むしろ、そちらの方が多いかもしれません。どちらにしろ、心の病への偏見により、来談に至りにくいケースがあるのではないかと懸念しています。

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